藤原竜也:息子に高橋克実 25歳おじいちゃん役で「気分的に優位に立ってます」

「おじいちゃんは25歳」会見に登場した藤原竜也さん
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「おじいちゃんは25歳」会見に登場した藤原竜也さん

 11月15日から2週間にわたり放送されるTBSの連続スペシャルドラマ「おじいちゃんは25歳」の会見が12日、TBS放送センター(東京都港区)であり、主演の藤原竜也さん(28)らメーンキャストが登場した。71歳の男性を演じる藤原さんは「(高橋)克実さん(49)と(菊池)桃子さん(42)からお父さんと呼ばれ、大東(俊介)君(24)と(倉科)カナちゃん(22)からおじいちゃんと呼ばれ、(石橋)蓮司さん(69)から兄貴と呼ばれる複雑な設定ながらも、本が面白くて、せりふの一言一言が温かみがあって、演じていて優しくなれるような台本で演じがいがあります」とあいさつ。会見後の取材で息子役の高橋さんについて「(役作りは)克実さんに相談しています。ここでしか言えませんが、気持ち的、気分的に優位に立ってます」と明かし笑わせた。

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 71歳という役設定については、「実年齢28歳で、まだわからない部分が当然あるので、台本にあることと、共演者の空気を感じながら監督の演出に埋めてもらっています。無理に動作をつけたり、声を変えたりはしていません」と話し、9年ぶりのドラマ主演については「(テレビ)ドラマの撮影のスピード感についていくのが大変、でも楽しんでいます」と語った。

 ドラマは、46年前、雪山の写真を撮りに行ったまま行方不明だった栗原稔(藤原さん)が、山中で冷凍状態のまま、そして行方不明になった25歳当時の若さで発見され、奇跡的に生き返り、知らぬ間に中年になっていた息子と、孫との生活が始まる……というSFタッチのコメディーで、家族の再生を描く。番組総指揮は、映画「私をスキーに連れてって」で有名なホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫さん。

 息子を演じる高橋さんは「我が家に昭和がやってきたということで。世の中昭和がブームになってると思います。昔の25歳はかなり大人だったと思うんです。今、平成の時代に求められる男らしさとか大人っぽさがぽつぽつと見え隠れしているドラマです」と見どころを話した。ジャージー姿で登場した引きこもりの孫役の大東俊介さんは、「終始こんな感じで引きこもってるんですが、脚本がおもしろくて、僕はおじいちゃんと同い年という設定。おじいちゃんの持ってくる古き良きものと、僕らの現代がミックスされた時に面白いものができたら」とアピール。また、「藤原君とのコンビは、同世代、ちょっと上くらいなんで撮影も快調にいってます」と報告した石橋さんは、もし25歳のおじいちゃんが突然現れたらと問われると、「龍馬と本当に友達だったのか、うちの遺伝ははげなのかそういうことを質問したい」と答え会場の笑いを誘った。

 ドラマは11月15~18日、22~25日の午後11時50分から放送予定。8話完結。主題歌は、モデルの杏さんがKANさんのヒットナンバー「愛は勝つ」をカバーしている。(毎日新聞デジタル)

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