注目ドラマ紹介:「秘密」 初ドラマ化の東野作品 志田未来と佐々木蔵之介が25歳差夫婦役

ドラマ「秘密」の一場面=テレビ朝日提供
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ドラマ「秘密」の一場面=テレビ朝日提供

 98年に発表された東野圭吾さんのベストセラーの映画化に次ぐ初ドラマ化作品「秘密」(テレビ朝日系)が15日スタートする。17歳の志田未来さんが“母親の魂が宿った女子高生”という複雑な役どころで、42歳の佐々木蔵之介さんと実年齢25歳差の夫婦を演じることが話題となっている。

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 原作は、発表されるや直木賞や吉川栄治文学新人賞にノミネート、第52回日本推理作家協会賞を受賞し、累計170万部を売り上げた傑作ミステリー。99年には広末涼子さん主演で映画化もされた。ドラマは、女子高生の藻奈美(志田さん)が母の直子(石田ひかりさん)とともに直子の実家の長野へと向かう途中、バスががけから転落してしまう。父の平介(佐々木さん)が駆けつけると、直子は息を引き取り、藻奈美は奇跡的に意識を取り戻す。藻奈美の体には、亡くなったはずの直子の魂が宿っていた……という物語。

 東野さんは、同小説でようやく作家として世間から認めてもらえたと実感できたといい、「この作品がなければ、おそらく今の私はなかったでしょう。映画化から約10年がたち、改めて本作を映像化したいと言っていただけたことを光栄に思います」とコメントしている。

 2度目の映像化でより丁寧な描写が求められる脚本は、ドラマ「Dr.コトー診療所シリーズ」や映画「涙そうそう」などの脚本家・吉田紀子さんが手がける。毎週金曜午後11時15分(一部地域は放送時間が異なる)の「金曜ナイトドラマ」枠で放送の予定。(毎日新聞デジタル)

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