深田恭子:悪女役に「新境地」 2億円の宝飾品がキラリ 東野圭吾原作ドラマ「幻夜」制作発表

WOWOWドラマ「幻夜」の制作発表に登場した深田恭子さん
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WOWOWドラマ「幻夜」の制作発表に登場した深田恭子さん

 女優の深田恭子さんが21日、東野圭吾さんの原作の主演ドラマ「幻夜」(WOWOW)の制作発表に登場。野望のためには手段を辞さない“悪女”新海美冬を演じる深田さんは「東野さんのファンで、原作は何年か前に読みましたが、まさか自分がこの役を演じるとは思いませんでした。この役は新境地でした。挑戦でもありました。がんばらせていただいたので、皆さんにその様を見ていただきたい」と意気込んだ。

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 「幻夜」は99年に刊行された「白夜行」の姉妹編で04年に刊行され、100万部に迫る発行部数を記録している人気作。 水原雅也(塚本高史さん)は、父の通夜の翌朝に起きた大地震直後、借金返済を迫ってきていた伯父を思わず殺害してしまう。ふと気付くと、そばには見知らぬ女が立っていた。雅也は、「新海美冬」と名乗る女の美しさと才気に魅せられ、共に生きて行くことになる。やがて、2人は上京し、美冬が「美」の世界でのし上がっていくうちに、2人はさまざまな事件と陰謀に巻き込まれていく。そこに刑事(柴田恭兵さん)が現れ、美冬と雅也に疑惑の目を向け始める……というストーリー。

 塚本さんは「自分の中の雅也が重くて、最後の8話を撮っているときは、自分は塚本高志なんですけど水原雅也のことを考えていることが多かったという作品でした」と振り返り、高校時代の同級生の深田さんについては「今までの共演とは比べ物にならないくらい、役に入り込んでいたので美冬として見ていたので、愛していた、というかキレイだなとずっと思っていました」と明かした。

 柴田さんは「これまで多くの刑事役を演じて、定年した刑事も演じていますが、これほど思い十字架を背負った刑事役は初めてでした。撮影中は時々胃が痛くなるような緊張感を持って演じました」と役柄について話し、「深田さんはとっても不思議な空気をいつもまとっていて、追い詰めれば追い詰めるほど妖艶(ようえん)に、美しく、迫力というか貫禄が膨らんできて、昔、大鵬というお相撲さんがいたんですが、組んだ瞬間にどうでもしてくれっていう、そういう雰囲気を持っていました」と深田さんの存在感に圧倒されていたようだった。

 この日、深田さんは役柄さながらに米国高級宝飾店「ハリー・ウィンストン」の総額2億円相当の宝飾品をつけて登場。通常はアカデミー賞や東京国際映画祭のレッドカーペットに出席する女優に貸し出しているという説明があると、「アカデミー女優気分です。アクセサリーのおかげで、すごく強い気持ちでこの場に出られました」とうれしそうだった。

 ドラマはWOWOW「連続ドラマW」枠で11月21日スタート、毎週日曜午後10時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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