12年春開業予定の「東京スカイツリー」の公式キャラクターが28日、星形の髪をした女の子のキャラクター「ソラカラちゃん」に決定した。空から東京スカイツリーに降り立ったという設定で、関連イベントなどに登場する。
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「東京スカイツリー」(東京都墨田区)は08年7月に着工、11年12月に完成予定で、最高の高さは634メートル。東京、埼玉、神奈川の一部を含む地域を指す旧国名「武蔵」との語呂合わせで決定された。開業時点で自立式電波塔としては世界一の高さになる。展望施設、レストランやショップなどの商業施設、放送施設などが造られる。23日現在の高さは497メートル。
ソラカラちゃんは、宇宙にある「とんがり星」で生まれ育ち、いつも首から下げている望遠鏡をのぞいていたら今まで見たことのないような高いツリー「東京スカイツリー」を見つけてやってきたという設定。スカイツリーの鉄塔をイメージしたというワンピース姿で、うれしいことなどがあると頭の星がキラキラ光るという。片足を上げたポーズはソラカラちゃんの活発で好奇心旺盛な性格を、望遠鏡は東京スカイツリーやその周辺の魅力を新しい発見をもって発見するキャラクターであることを表現しているという。ペンギンをモチーフにした「テッペンペン」と、犬をモチーフにした「スコブルブル」がサブキャラクターとして発表された。 サブキャラクターも含め、キャラクター原作は「Qoo」や「ビオレママ」を手がけた丸山もゝ子さんと鍬本良太郎さん。ソラカラちゃんの日常をつづるブログも開設され、キャラクターグッズも販売される。
ソラカラちゃんは「みんな初めまして。私、『ソラカラ』」とあいさつ。「ソラカラの夢は東京スカイツリーに来てくれた世界中の人と出会うこと。みんなが来てくれるの、すっごく楽しみにしてるんだカラ!」と呼びかけた。
地元の押上・業平橋地区のキャラクターで注目を集めている「おしなりくん」との関係について、東京タワースカイツリーの吉野誠一取締役営業計画部長は「同じ地区にあるキャラクターとしてそれぞれの役割をやっていければいい関係が築けるのでは。(おしなりくんとは)劇的な出会いなのか、自然に出会うかは分からないが、みなさんが盛り上がるような出会いにしたい」と話し、おしなりくんとの関係について「とっても仲のいいお友達がいいですね」と語っていた。(毎日新聞デジタル)