M−1グランプリ:決勝は12月26日 準決勝は両国国技館で初の東西合同

「M−1グランプリ2010」で前人未到の連覇に挑む09年覇者の「パンクブーブー」
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「M−1グランプリ2010」で前人未到の連覇に挑む09年覇者の「パンクブーブー」

 漫才日本一を決める「オートバックスM−1グランプリ2010」(ABC・テレビ朝日系)の決勝戦が12月26日に生放送されることが12日、明らかになった。また、今年で10年目を迎える節目の年となることから、従来は東京と大阪の2会場で行ってきた準決勝を東西合同で、東京・両国国技館を舞台に開催することも決定。大相撲興行のための両国国技館がボクシングなど格闘技の試合で使われることはあるが「漫才」というお笑いのイベントが行われるのは初という。

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 「M−1グランプリ」は結成10年以内のコンビであれば、プロ、アマ問わず参加できる漫才のコンテスト。01年にスタートし、今年10回目を迎える。8月からスタートした予選には、昨年の4629組を上回る史上最多の4835組がエントリー。12日からは3回戦も始まり、すでに昨年のファイナリストたちも続々と登場し、頂点を目指す戦いは白熱している。

 今年の大会には、昨年、大会委員長の島田紳助さんから初の100点満点を獲得したものの優勝を逃し、今年がラストイヤーとなる「笑い飯」や、昨年の王者「パンクブーブー」が大会史上初の連覇をかけて出場している。両国国技館での準決勝は12月12日に、東京と大阪で開かれる準々決勝を勝ち進んだ24組で競われ、準決勝後に決勝進出の8組が観客の前で披露され、これまで秘密のベールに包まれていたファイナリストたちの悲喜こもごもが初めて公開される。

 また、昨年から始まった敗者復活戦の生放送番組を今年も実施。07年は「サンドウィッチマン」が敗者復活からはい上がって見事優勝、08年は敗者復活戦で脚光を浴びた「オードリー」がスターダムに駆け上がり、昨年は前年の優勝者「NON STYLE」が再度決勝の舞台に舞い戻り……と、近年では敗者復活組が台風の目になっており、こちらも注目だ。

 今年も決勝の舞台は東京・六本木ヒルズのテレビ朝日。決勝戦の模様は12月26日午後6時半~8時54分、敗者復活戦は同日午後4時~5時25分に放送。(毎日新聞デジタル)

 ◇昨年の「M−1グランプリ」順位

 優勝:パンクブーブー▽2位:笑い飯▽3位:NON STYLE(敗者復活枠)▽4位:ナイツ▽5位:ハライチ▽6位:東京ダイナマイト▽7位:モンスターエンジン▽8位:南海キャンディーズ▽9位:ハリセンボン

 ◇M−1ぐらんぷり歴代王者(所属事務所は優勝当時)

01年:中川家(吉本興業)

02年:ますだおかだ(松竹芸能)

03年:フットボールアワー(吉本興業)

04年:アンタッチャブル(人力舎)

05年:ブラックマヨネーズ(吉本興業)

06年:チュートリアル(吉本興業)

07年:サンドウィッチマン(フラットファイブ)

08年:NON STYLE(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

09年:パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

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