向井理:大河ドラマ「江」 プロデューサーは「ゲゲゲ会見で注目」ブレーク前から出演交渉

「江 姫たちの戦国」で徳川秀忠を演じる向井理さん
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「江 姫たちの戦国」で徳川秀忠を演じる向井理さん

 女優の上野樹里さん(24)主演で11年に放送されるNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の屋敷陽太郎チーフプロデューサーが18日、会見を開き、上野さん演じる江の3番目の夫・徳川秀忠役の向井理さん(28)について「昨年9月の『ゲゲゲの女房』の水木しげる役発表会で知った。品が良くてしっかりされていて、それで興味を持ってキャスティングの交渉をさせていただいた」と明かした。

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 50作目となる大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。連続テレビ小説「さくら」(02年)、大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家・田渕久美子さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本で臨む作品。

 向井さんは今春から放送され、期間平均視聴率18.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最終回の平均視聴率23.6%を獲得した連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でヒロイン布美枝の夫・水木しげるを演じた。屋敷チーフプロデューサーは「放送が始まってから交渉していたら仕事が埋まっていただろう。ラッキーだった」とコメントした。

 屋敷チーフプロデューサーは、向井さん演じる秀忠について、「家康という偉大な父のもとで、かなり卑屈になっている」と話し、「秀忠にしてみれば、父の上司に、養女だった江を無理やりあてがわれた。江の方が年も上だし、子供も生んでいる。そもそも結婚したくないけれど、引き受けた。しかし、江と知り合ったことで自分が再生されていく、一人前の大人になっていくという話になる」と語った。また「秀忠は非常に優秀な2代目だったと最近いろいろな研究者がおっしゃっている。優秀な秀忠を作り上げるのに貢献したのが江だったという描き方をしたい」と話した。

 放送は総合テレビで1月9日から毎週日曜午後8時。初回は73分の拡大版。(毎日新聞デジタル)

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