日本テレビ:大みそかは今年も「笑ってはいけない」 「ガキ使」メンバーがスパイに

大みそかに放送される「絶対に笑ってはいけないスパイ24時!」の冒頭シーン=日本テレビ提供
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大みそかに放送される「絶対に笑ってはいけないスパイ24時!」の冒頭シーン=日本テレビ提供

 日本テレビの大みそかの特別番組が、バラエティー「ガキの使いやあらへんで!!」の特別版「絶対に笑ってはいけないスパイ24時!」に決まったことが明らかになった。ダウンタウンら「ガキ使」メンバーが、新聞記者やナースなどにふんして、笑ったら尻をたたかれる年末恒例企画の第5弾で、今回はスパイとして、きついお仕置きが待ち受ける笑いのミッションに挑む。今年は左股(こ)関節唇損傷のため2カ月休養していたダウンタウンの松本人志さんは「まあ、5人で力を合わせたというか……最後頑張ったのは僕だけですけどね」と過酷な収録の様子を振り返った。

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 「笑ってはいけない」シリーズは、ダウンタウンの松本さんと浜田雅功さん、山崎邦正さん、ココリコの遠藤章造さんと田中直樹さんの5人が、「どんなことが起きても絶対に笑ってはいけない」というルールでロケに臨むが、大物俳優や著名文化人らが「仕掛け人」となった笑いのトラップが仕掛けられ、笑うと罰ゲームとして尻を叩かれるという人気企画。06年から4年連続で大みそかに放送され、裏番組の「NHK紅白歌合戦」を相手に徐々に視聴率を上げ、09年の「笑ってはいけないホテルマン24時!」は1部16.4%、2部15.4%と健闘。12月8日にはDVD版も発売される。

 今回は、5人が新人スパイとして、スパイ学校で行われる研修に挑戦。常連となったマツコ・デラックスさんや梅宮辰夫さんのほか、人気芸人や大物女優ら100人近い豪華ゲストが思わぬ場所で登場し、5人を笑いの泥沼へ引きずり込む。さらに深夜には「笑ってはいけない」に加え、「驚いてはいけない」「捕まってはいけない」などの時間帯も設けてさまざまなわなを仕掛ける。また、視聴者の投稿をデータ放送で紹介して話題を集めた前回の「ガキ使メッセンジャー」をパワーアップさせ、携帯サイトのほか「gakitsukatter(ガキツカッター)」と銘打ち、ツイッターからの投稿も受け付ける。

 収録はスタッフが2カ月にわたって探しあてた茨城県の某所で行われ、地元自治体を挙げての協力体制でロケを敢行。エキストラも百数十人という最大規模で、さまざまな仕掛けが盛り込まれた。収録後は「1人もかけることなく最後まで終われました」(浜田さん)、「大変でした……お尻が……」(山崎さん)、「今回のスパイは大変でした。5人で頑張りました」(遠藤さん)、「大変でしたがみんなで協力して乗り切れました……」(田中さん)と、レギュラー陣はいずれも言葉少なに厳しいロケの様子を語っていた。(毎日新聞デジタル)

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