「SMAP」の木村拓哉さんが28日、主演映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(山崎貴監督)のカウントダウンイベントで、赤坂サカス(東京都港区)のイベント広場にシークレットゲストとして登場。木村さんがリムジンからレッドカーペットに姿を現すと、約1200人のファンから絶叫のような大歓声がわき起こった。木村さんは「(公開までの)3日が早く過ぎてほしい気持ちでいっぱい。自分でも興奮しながら見たので、早く皆さんに見せたくて仕方がないです」と自信に満ちた笑顔で語った。
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「SPACE BATTLESHIPヤマト」は、70年代後半にブームを巻き起こしたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を、「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)などの山崎監督が実写化。西暦2194年、正体不明の敵、ガミラスが地球に侵攻し、その圧倒的な攻撃力によって人類は大半が死滅。5年後、生き残った人間たちは放射能で汚染された地上を逃れ、地下で生活を送る中、元エースパイロットの古代進(木村さん)は、放射能除去装置があるという14万8000光年のかなたのイスカンダル星を目指して旅立つ……というストーリー。
イベントは、1日に開催された完成披露試写会の抽選に漏れたファンへ向けて行われたもので、会場では舞台あいさつの模様がスクリーンにノーカットで上映され、招待客のほか、大勢のギャラリーが集まった。イベントには山崎監督と劇中で活躍するロボット・アナライザーが見守る中、アニメ版の主題歌を歌った歌手のささきいさおさんがスペシャルライブを開催。劇中の14分の1サイズの約15メートルの巨大ヤマトと、バックダンサー“ヤマトガールズ”を背に、アニメ版のエンディングテーマと主題歌を熱唱した。
試写会での反応について、木村さんは「少年が泣きじゃくりながら『ヤマトに乗りたい』といってくれて、やってよかったと思いましたし、僕が原作を見て感じた興奮を彼に渡せたと思う。監督の力を借りて、ヤマトに乗れたことを光栄に思う」と、手応えを語っていた。終始笑顔の山崎監督は「いよいよあと3日、緊張しますが盛り上げてほしい」と観客に呼びかけていた。映画は12月1日から全国東宝系で公開。赤坂サカスのイベント広場にある巨大ヤマトは、12月4日まで展示されている。(毎日新聞デジタル)
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