トロン:レガシー:「LAでもこんなのない」出演者もびっくり 112メートルの建物に3D映写

「トロン:レガシー」ジャパンプレミアに登場した(左から)ショーン・ベイリープロデューサー、オリビア・ワイルドさん、ジョセフ・コシンスキー監督、山田優さん、オードリーの2人
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「トロン:レガシー」ジャパンプレミアに登場した(左から)ショーン・ベイリープロデューサー、オリビア・ワイルドさん、ジョセフ・コシンスキー監督、山田優さん、オードリーの2人

 ディズニーの3D映画「トロン:レガシー」(ジョセフ・コシンスキー監督)のジャパンプレミアが30日、東京都新宿区の「明治神宮外苑 聖徳絵画館」で開かれ、日本初上陸の“3Dプロジェクションマッピング”という最先端のライトアップ技術で、歴史的建造物の聖徳絵画館の外観を巨大なスクリーンに見立て映画を投影。長さ約112メートルの建物に、青とオレンジの世界が3Dで投影されると、約300人の観客からは感嘆の声が上がり、約3分間の映画の世界を体感した。出演女優のオリビア・ワイルドさんは「とにかく驚きました。すごかったし美しかった! LAでもこんなのはない」と興奮し、コシンスキー監督も「本当に私もビックリしました。まさか、現実世界にグリッドが現れるとは」と、最新の技術に感心していた。

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 ジャパンプレミアにはコシンスキー監督やオリビアさん、ショーン・ベイリープロデューサーのほか、同映画の宣伝サポーターを務める女優の山田優さんとお笑いコンビ「オードリー」が登場。オードリーの春日俊彰さんは、特別オーダーで作った近未来的な“トロンスーツ”姿を披露し、「この映画は春日と同じくらい面白いので、劇場でお会いしましょう!」とポーズを決めた。

 山田さんは「一足先に映画を見させていただいた。映像革命といわれるこの映画、本当に映像がものすごいです。これはぜひ3Dで見ていただきたいので、宣伝頑張ります」と映画をPR。若林正恭さんは「なぜ僕のトロンスーツがないのか解せない部分がありますが、宣伝に全力を注ぎたいと思います」と納得いかないという表情だったが、「見たことのない映像で、1シーンごとに驚きました」と感動を語っていた。

 映画をイメージしたという“ブルー”カーペットには、タレントの井上和香さんや格闘家の武蔵さんら豪華日本人ゲストも登場。井上さんと中山エミリさんは「トロンブルーに染まって映画を楽しみたい」、武蔵さんは「トロンの世界に取り込まれて、自分も戦ってみたいです」とファイティングポーズを見せた。古村比呂さんは「今日はこの作品が見られるのでワクワクしています」、ダンテ・カーヴァーさんも「見たくて見たくて、楽しみにしてきました」と期待をにじませ、MEGUMIさんは「音楽と3Dの融合が楽しみ」とコメントした。

 「トロン:レガシー」は、82年に製作された「トロン」の世界観を踏襲し、最先端の3Dカメラを用いて現代によみがえらせた。デジタル業界のカリスマといわれたエンコム社CEOのケビン・フリン(ジェフ・ブリッジスさん)が謎の失踪(しっそう)をしてから20年、息子のサム(ギャレッド・ヘドランドさん)は、不思議なメッセージに導かれ、想像を絶する世界に迷い込む。そこは父ケビンがコンピューターの中に創造した“理想郷”だった。正体不明の敵の攻撃を受け、命がけの逃亡者となったサムを助ける謎の女クオラ(ワイルドさん)も現れ、サムは人類存亡の鍵を握る究極の秘密を知らされる……というストーリー。

 映画は12月17日に世界同時公開される。(毎日新聞デジタル)

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