スーパーマリオクラブ:爆問、くりぃむ出演のゲーム番組が10年ぶり復活 渡辺徹のギャグも不変

「スーパーマリオ25周年記念特別番組復活!スーパーマリオクラブ」の司会を務めた渡辺徹さん(左)と加藤紀子さん
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「スーパーマリオ25周年記念特別番組復活!スーパーマリオクラブ」の司会を務めた渡辺徹さん(左)と加藤紀子さん

 テレビゲームをテーマにしたバラエティー番組の草分けとして子どもたちを熱中させた「スーパーマリオクラブ」を約10年ぶりに復活させたスペシャル番組「スーパーマリオ25周年記念特別番組復活!スーパーマリオクラブ」(テレビ東京系)の収録が9日、「東京タワースタジオ」(東京都港区)で行われた。収録後の会見には、当時と同じ司会の渡辺徹さんと加藤紀子さんが登場。渡辺さんは「(自分が)言っているギャグが以前と一緒。『アイテムを取るや否やアズスーンアズ』とか、変わっていないなと思った」と久々の司会を振り返った。

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 「スーパーマリオクラブ」は、ゲームをテーマにした視聴者参加型のバラエティー番組として、90年10月にスーパーファミコンの発売に合わせてスタート。ゲームの知識をクイズ形式で競う「スーパーマリオバトル」などのコーナーで人気を集めた。93年10月からは、番組にサッカーの要素を加えた「スーパーマリオスタジアム」にリニューアル。96年7月には、ゲーム機ニンテンドー64の発売に合わせて「64マリオスタジアム」に改称され、ポケモンブームにも対応。00年10月に「マリオスクール」にタイトルを変更し、01年3月に10年以上にも及ぶ番組の歴史にピリオドが打たれた。個性的な一般参加者も多く、渡辺さんの軽妙な司会も相まって、子どもたちの絶大な人気を集めていた。

 今回の復活版では、お笑いコンビの「スピードワゴン」や「アリtoキリギリス」、タレントの浅香唯さん、格闘家の桜庭和志さんの4組が親子の一般参加者とチームを組み、「Wiiスポーツリゾート」を使った体力勝負、ゲームの知識を競うクイズ大会、「マリオカートWii」を使った“ゲーム力”勝負の3ジャンルで競い、優勝を決めた。また、当時の映像も公開され、「爆笑問題」など当時出演していた芸能人らのメッセージも紹介される。

 10年以上司会を務めていた渡辺さんは「スタッフさんもみんな一緒で同窓会のような雰囲気。思い入れがあったので復活させてもらえてうれしかった」と話し、収録日が近づくにつれて緊張してきたといい「今日も前に二つ仕事をしてきましたが、二つ目の仕事はほとんど手に付かなかった」とジョークを飛ばした。加藤さんも、渡辺さんが収録で子供を殴っている夢を見たことを明かし、「正夢じゃないように……」と話して笑わせた。

 また、当時は「爆笑問題」や土田晃之さん(当時U−turn)、「くりぃむしちゅー」(同海砂利水魚)ら多くの売れっ子芸人が若手時代に出演していたが、渡辺さんは「下手だと子供から非難ごうごうで、うまくやるとプロデューサーから非難ごうごうで、芸人にとっては厳しい番組だった」と当時を振り返り、「ゲームの実況で息切れするようになってしまった。当時は1日3本撮りでも大丈夫だったのに」とこぼす場面も。加藤さんも「見えないところでつねっている子がいたり、泣いている子もいた」と当時を語ったが、渡辺さんから子供を注意して泣かせてしまったエピソードを暴露されて苦笑していた。同番組は、25日午後4時から放送予定。(毎日新聞デジタル) 

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