お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(あきひろ)さんが描いた絵本を展示する「にしのあきひろ絵本原画展」が16日から始まり、東京都中央区の展示会場で会見した。西野さんは前日に初小説を出版した水嶋ヒロさんについて「大ファンなんですよ。かっこいいし、才能もあるしキュンキュンする。がんばってほしい」と呼び掛けたが、「まあ僕が2000万円もらえるなら寄付ですね。作家には転向しないですけど」と語った。
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「にしのあきひろ絵本原画展」は、11月に発売した絵本「Zip&Candy」(幻冬舎)の出版を記念して開催。極細の黒いペンだけを使って1枚100時間以上をかけて描き上げた作品を展示している。
会見では「イタリアでロケハン行ってやって書いたんですけど、ぶっちゃげ九十何時間かかって書きました」と制作の苦労を明かす一方「まあ色を塗ってるときとかは、嫌らしいことを考えて書いているときもあるんですけどね」「先輩の木村祐一さんには泣いたよって言葉をもらいました」などと述べ、報道陣の笑いを誘う一幕もあった。西野さんは「絵本なんですけど、子どもだけっていうものではないので、大人にも見に来てほしい」とPRした。
また、今年で最後となる「M−1グランプリ」についてコメントを求められ「M−1スパッと終わるのは良い時期。個人的には笑い飯さんにとってもらいたいですけどね」と話していた。
原画展は入場無料で、杉江画廊(東京都中央区銀座6−11−14アセントビル2F)で24日まで開催。来年1月14日~2月6日には、大阪・スタンダードブックストア(大阪市中央区西心斎橋2−2−12クリスタグランドビル)で、デビュー作「Dr.インクの星空キネマ」(幻冬舎)の原画を含む計100点を展示する「にしのあきひろ絵本原画展」(入場無料)を開く。(毎日新聞デジタル)