多部未華子:沢村一樹は酒臭い 鼻孔広げて共演者かぎ分け

ドラマ「デカワンコ」の制作発表会見を行った多部未華子さん(左)と沢村一樹さん
1 / 1
ドラマ「デカワンコ」の制作発表会見を行った多部未華子さん(左)と沢村一樹さん

 15日放送開始のコメディー刑事ドラマ「デカワンコ」(日本テレビ)の制作発表会見が6日、川崎市内のスタジオであり、主役を務める女優の多部未華子さんが登場した。民放連続ドラマでは初の主演で、警察犬並みの嗅覚(きゅうかく)を持つ新米刑事役を演じる多部さんは、「毎日、(演技で)鼻孔を広げております。刑事ドラマっぽくないけど、ちゃんと殺人事件を解決するリアリティーもある。ご家族で楽しめるドラマです」とアピールした。

ウナギノボリ

 多部さんは、共演者の中で良いにおいがするのは「手越(祐也)さん。通るたびにフワーッと柔軟剤かボディークリームの良いにおいがする。沢村(一樹)さんは撮影に入る前にお酒のにおいがすごかったです」と暴露。沢村さんは「敏感な人じゃなくても分かるにおいをさせてしまった」と開き直り、「ドラマ(撮影)に入ったら一切飲まない!」と何度も強調し、笑いを誘っていた。

 「デカワンコ」は、「ごくせん」「研修医 なな子」などで知られるマンガ家、森本梢子さんが08年4月からマンガ誌「YOU」(集英社)で連載しているマンガが原作。警視庁刑事部捜査1課第8強行犯捜査殺人捜査第13係に配属された「ワンコ」こと花森一子(いちこ、多部さん)は、捜査中もフリフリの私服で行動する天然ボケの女刑事。しかし一度かいだにおいを絶対忘れないという特技を持つ一子は、相棒でよきライバルの警察犬ミハイル号とともに、自慢の嗅覚と体当たりの捜査で周囲の人間や凶悪犯の心さえ変えていく……というストーリー。

 13係の主任警部補で七変化のテクニックを駆使し、「落としのシゲさん」の異名をとる重村完一役の沢村さんは、「僕のプライベートが生かせる役。(撮影中に)隣のスタジオでやっている(別のドラマの)香里奈ちゃんのキャバクラ姿が楽しみ」と、ここでも笑わせた。一子を最初は拒否するイケメン若手刑事の桐島竜太を演じる手越さんは「初めての等身大の役で、普段通りの自分が出せる。走るシーンが多いので冬クールでよかった」と語った。

 会見には佐野史郎さん、渡辺直美さん、田口トモロヲさん、石塚英彦さんらも警察犬役のシェパード「ミハイル号」と共に登場した。放送は15日から毎週土曜午後9時~。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事