瀧本美織:「十日戎」の宝恵駕に乗って「てっぱん」をPR 11年は「いろんなことにチャレンジ」

今宮戎神社の「十日戎」宝恵駕行列に参加した瀧本美織さん=NHK提供
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今宮戎神社の「十日戎」宝恵駕行列に参加した瀧本美織さん=NHK提供

 放送中のNHK連続テレビ小説「てっぱん」で主演している瀧本美織さん(19)が9日、今宮戎神社(大阪市浪速区)の「十日戎」宝恵駕(ほえかご)行列に参加。宝恵駕に乗って大阪の町を練り歩き、ドラマをPRした。「十日戎」に来たのも、「宝恵駕」に乗ったのも初めてという瀧本さんは「すごく(大勢の)人に囲まれて、楽しかったです。かごの揺れも心地よくて(笑い)。沿道の皆さんにも応援してもらって、今まで『てっぱん』を知らなかった人には知ってもらえたと思うし、今も見てくれている人には引き続き見てもらえるというPRになったと思います」とうれしそうだった。

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 「とんぼり リバーウォーク」(大阪市中央区)の出発式であいさつした瀧本さんは、宗右衛門町から宝恵駕に乗り、戎橋のTSUTAYA戎橋店の壁面を飾る「てっぱん」の巨大広告の前であいさつ。その後また、宝恵駕に乗って旧千日前国際劇場前から今宮戎神社まで練り歩いた。

 瀧本さんは宝恵駕に乗った感想を「乗ってみたら本当に楽しくて(笑い)。ただ、かごを担いでいる人がすごく大変そうだったからちょっと申し訳ないなと思いました。(沿道から)『いつもテレビ見てるよ』とか、『(役名の)あかりちゃーん』とか、小さい子からお年寄りまで、ほかにも若い男性の方とか女性の方とか、たくさん声をかけていただいてうれしかったです」と話した。また、街では「てっぱん」の題材になっているお好み焼きなどの“粉もの”のにおいを感じ、「少しおなかがすきましたね(笑い)」といい、「てっぱん」の大きな看板を実際に見て、「すごく大きくて、写真では見せてもらっていたんですけど、今日初めて見て、首が痛くなるくらい見上げました(笑い)。大きかったです」と驚いていた。

 「十日戎」は商売繁盛の御利益がある祭りといわれるが、11年をどんな1年にしたいかと聞かれた瀧本さんは「女優としても一人の人間としても、もうひと回り成長できるような年にしたいです。あと、この『てっぱん』(の収録)を完走して、引き続きお芝居やいろいろなことにアンテナを張っていろんなことにチャレンジしたいです」と抱負を語った。

 「てっぱん」は広島県尾道市と大阪が舞台。ヒロインのあかりは、お好み焼きとトランペットを愛する鉄工所の娘だったが、自分が養子であることを知り、それまで存在を知らなかった大阪に住む祖母・初音と出会う。偏屈な祖母と衝突しながらも、2人でお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。母を安田成美さん、祖母を富司純子さんが演じている。ドラマは毎週月~金曜午前8時から放送中。(毎日新聞デジタル)

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