船越英一郎:「亡き母が好きだった」平原綾香「別れの曲」に目頭熱く ドラマ「ホンボシ」会見

ドラマ「ホンボシ~心理特捜事件簿~」の会見に登場した(左から)桐山漣さん、大塚寧々さん、船越英一郎さん、平原綾香さん、高嶋政宏さん、安田美沙子さん
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ドラマ「ホンボシ~心理特捜事件簿~」の会見に登場した(左から)桐山漣さん、大塚寧々さん、船越英一郎さん、平原綾香さん、高嶋政宏さん、安田美沙子さん

 俳優の船越英一郎さん主演の連続ドラマ「ホンボシ~心理特捜事件簿~」(テレビ朝日系)の制作発表会見が11日、東京・六本木の同局で行われ、船越さんや高嶋政宏さん、大塚寧々さんらキャスト5人が出席。歌手の平原綾香さんもゲストに登場、ショパンの名曲をカバーした主題歌「別れの曲」を生披露すると、船越さんは「思わず目頭を熱くするような、ドラマのラストにふさわしいすてきな曲をプレゼントしていただいた気がします。大変私事なんですが、去年母親を見送りまして、ショパンの『別れの曲』は、その母親が大好きな曲だったんですよ。その曲がドラマの主題歌になって、僕にとってすごくエポックメーキングなこと」と亡き母に思いをはせていた。 

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 「ホンボシ」は、「科捜研の女」「おみやさん」「京都地検の女」など数多くのヒットシリーズを生み出してきた木曜ミステリー枠1年ぶりの新シリーズ。船越さん演じる主人公・桐島孝作は、元心理学者の捜査官で医師の経歴も持つという異色のキャラクター。突飛に見えながらも、確固とした学問的理論に裏打ちされた科学的な捜査で、“ホンボシ=真犯人”を暴きだしていく心理分析ミステリー。心理学のプロである桐島をはじめ、高嶋さん演じる刑事のプロ、大塚さん演じる鑑識のプロ、桐山漣さん演じる犯罪プロファイラーを選抜して、京都府警に新設された「特別捜査支援班」の活躍を描く。支援班の事務を担当する六条舞役で安田美沙子さんも出演している。

 これまでまっすぐで熱い男を演じることの多かった船越さんは「今回のドラマでは走り回りません。これまで熱血な刑事をずっとやらせていただいてましたが、今回は全然、熱血もいたしません。全く新しい船越なりの刑事像を演じさせていただいた。ぼくらが想像していた以上に、スピーディーでスタイリッシュな映像で、分かりやすい心理学の知識がちりばめられていて、とってもすてきなドラマになってます」と胸を張った。鑑識のプロ・友枝凛子を演じる大塚さんも「出来上がった1話を見たら、びっくりするくらい面白かったですね。スピード感や人の心理の闇の部分だったり、心理がどういう行動につながるのかといったことも含めて本当に面白かった」と満足そうだった。

 撮影は京都で行われており、無骨な真田英俊刑事を演じる高嶋さんは「新番組というと手探りの感じがあると思うが、船越さんが蓄積してきた京都の撮影所のあり方というか、そういうものが決まっているので、ものすごくやりやすかった」、船越さんも「高嶋さんともガッツリ共演するは初めてだし、ほとんどみんな初共演。でも5年間くらい『ホンボシ』をやってるんじゃないかというくらいに、いいチームワークがあっという間にできた」と笑顔で語っていた。

 ドラマは、20日から毎週木曜午後8時の放送予定。(毎日新聞デジタル)

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