徳重聡:硬派から一転、ヘンテコ精神科医に 「Dr.伊良部一郎」で連ドラ初主演

ドラマ「Dr.伊良部一郎」の制作発表会見に登場した(左から)原幹恵さん、徳重聡さん、余貴美子さん
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ドラマ「Dr.伊良部一郎」の制作発表会見に登場した(左から)原幹恵さん、徳重聡さん、余貴美子さん

 俳優の徳重聡さんが24日、連続ドラマ初主演となる「Dr.伊良部一郎」(テレビ朝日系)の会見に登場。これまでの硬派で熱い男のイメージから一転、大胆かつ奇想天外な治療を施す“ヘンテコ精神科医”をコミカルに演じる徳重さんは、「みなさんに笑っていただき、楽しんでいただこうというドラマ。今の世の中、ぼくを含めて肩に力を入れて頑張らなきゃという人が多い気がする。このドラマを見て、ぼくたちと一緒に『みんなで頑張っちゃおうか!』という気持ちになっていただけたらうれしい」と役柄同様、コミカルにアピールした。

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 徳重さんは「今年2011年は、ぼくにとってデビュー10周年の節目の年。振り返りますと、とことん、がむしゃらに正直に頑張ってきたと思っています。このドラマで一人の俳優として、男として、試される大きなチャンスをいただいたと思っています。精いっぱい頑張りますので応援よろしくお願いします!」と力強く語った。

 ド派手な衣装の徳重さんは「普段こういう原色系やチェックのズボンは着ないんですが、気分も伊良部にガチッと変わるのでうれしい」と笑顔。セクシーな衣装に身を包んで登場した謎の美人看護師を演じる余貴美子さんは「“美人熟女看護師”と紹介していただきましたが、ちょっとこんな怪物のようになってしまいまして……。でも、私自身はすっごく気に入ってるんです」と苦笑いだったが、「目のやり場に困るのでは?」との質問を受けた徳重さんは「撮影中、芝居以外の時は、どう余さんと接すればいいのか……。いろんなスリットとか、胸の谷間とかを、こっそり見てしまっています。すいません!」と告白していた。

 「Dr.伊良部一郎」は、直木賞作家の奥田英朗さんの「空中ブランコ」「イン・ザ・プール」「町長選挙」が原作。大胆かつ奇想天外な治療で、精神科医の伊良部一郎(徳重さん)が病める現代人の心の病を治していく姿を描いた痛快コメディー。伊良部を見守る謎の美人看護師・マユミ役を余さん、伊良部と離婚係争中の妻・茜を原幹恵さんが演じるほか、西村雅彦さん、三浦理恵子さん、岡田義徳さん、石橋蓮司さん、井上和香さんらも、一風変わった患者として次々にゲスト出演する予定。

 原さんは「(一郎と)ケンカしているシーンが多いんですが、2人は本当に可愛らしいんです。2人のケンカにも注目して見てほしいですね。本当に元気と笑顔があふれるドラマなので、(ドラマを見て)月曜日から元気になってほしいです」とPR。会見には、デビュー曲「週末Not yet」が主題歌に起用された、人気アイドルグループ「AKB48」発の新ユニット「Not yet」も登場し、徳重さんらを前に、パワフルなダンスで同曲を披露。余さんは「『生AKBだ!』って見とれてました」、原さんも「一緒に踊りたくなっちゃう」と大喜び。徳重さんは「元気があるし、明るいし、勢いのある彼女たちの歌が主題歌で本当によかった。ぼくらも元気をもらって頑張りたい」と笑顔で話していた。

 ドラマ「Dr.伊良部一郎」は30日から毎週日曜午後11時放送。(毎日新聞デジタル)

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