女優の上野樹里さん(24)主演のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」が2月6日の放送で第5回「本能寺の変」を迎える。天下統一を目前に非業の死を遂げる織田信長を演じる俳優の豊川悦司さん(48)は、同回の撮影を「やっていて充実感があった」と話し、劇中で市村正親さん(61)が演じる明智光秀役を虐げる場面について「嫌でしたね。『市村さん、本当にすみません』って思いながらやっていました」と明かした。
「江 姫たちの戦国」は、大河ドラマ50作目に当たる作品で、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)が、波乱万丈の戦国時代をしなやかに生き抜き、江戸時代の幕開けを見届ける様を描く。連続テレビ小説「さくら」(02年)、大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家・田渕久美子さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本を手がけた。
「男性(の俳優)陣とは殴るシーンが多かった」と振り返った豊川さんは豊臣秀吉役の岸谷五朗さん(46)に対しては「別に殴ろうがけろうがいいんです(笑い)」とジョークを飛ばしたが、「何やってもいいよ」という市村さんに対しては「やっぱり嫌なんですよ(笑い)」と繰り返した。しかし、そういったシーンで信長を身近に感じることもあったといい、「こういう人って会社にも必ずいるじゃないですか? 上司はその部下を好きでいじってるんだけど、なかなか部下には伝わらない」とコメント。「人を育てる難しさっていうか、そういう男同士の関係って面白いですよね」と話している。
初共演した主演の上野さんについては「とても感覚の豊かな人ですね。一緒にいると彼女が江にしか見えないくらい役と一緒になっている印象」と絶賛。「こういう経験の中で江が成長していくと共に、上野樹里という人も大きな財産を得ていくのだろう」と期待を寄せている。
一方、伊勢田雅也チーフ演出は豊川さんについて「自分の表現の手段、いろんなプランを持っていて、ある種天才的」と絶賛。本能寺の変での豊川さんの芝居が「いっそうの緊張感を作り出した」と話したが、「NHKはあまり血のりを使わないんですが、豊川さんは(血のりの量に)こだわるんですよ。NHKにしてはけっこうリアルにたくさんつけました」と苦笑いをみせた。
第5回「本能寺の変」は、1582年5月、信長(豊川さん)に二度と会わないと宣言していたことを悔やんでいた江(上野さん)が家康(北大路欣也さん)に招かれ、京で信長と会う手はずになる。一方、信長に領地を取り上げられた光秀(市村さん)は、秀吉(岸谷さん)の下で毛利攻めへの合流を命じられる。そして6月2日未明に光秀は謀反ののろしを上げ、信長のいる本能寺を包囲した。大阪・堺から京への道中にいた江は光秀の追っ手から逃れるため、家康と共に伊賀越えへ向かう。しかし地侍に囲まれ、絶体絶命の危機を迎える……という物語。総合テレビで2月6日午後8時から。(毎日新聞デジタル)
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