ロンブー亮:声優初挑戦も老人役でNG連発「好きと上手は違う」 劇場版「忍たま」

「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段」の公開アフレコ取材に応じた(左から)「次長課長」の河本準一さん、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん
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「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段」の公開アフレコ取材に応じた(左から)「次長課長」の河本準一さん、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん

 人気お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんが、アニメ「忍たま乱太郎」(NHK)初の劇場版長編「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段」で声優に初挑戦することになり、2日、東京都内のスタジオで、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんと共に初アフレコに臨んだ。田村さんは初めての声の演技に「どんな声でやったらいいんですかね」と戸惑い、NGを連発。「もっと老人風に」「どっしりした感じでお願いします」という指摘に「難しい……」とため息をついた。田村さんは「(忍たま)乱太郎がすごく好きだったから、うれしい気持ちでやってきたんですが、難しくてちょっと迷惑かけた。好きと上手は全然違うんだな」と苦笑いしていた。

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 「忍たま乱太郎」は、朝日小学生新聞で連載25年の尼子騒兵衛さんの忍者ギャグマンガ「落第忍者乱太郎」が原作。戦国時代の「忍術学園」を舞台に、忍者のたまご“忍たま”の乱太郎や仲間たちがエリート忍者を目指すコミカルな日常を描いている。93年からNHKでアニメ化され、劇場版は96年に第1弾が公開、第2弾となる今回は初の長編。映画は、乱太郎たち忍術学園の全員が、合戦中の二つの軍を相手に行方不明の友達・喜三太を救出するため奔走する、というストーリー。河本さんはオーマガトキ城のあまり人望のない悪役の城主・大間賀時曲時(おおまがときまがとき)役、田村さんは村を守るために敵軍のタソガレドキ軍に金品を支払うオーマガトキ領の園田村の長老・手潟潔斎(てがたけっさい)役を演じた。

 何度か声優を経験している河本さんは、田村さんにアドバイスを求められると困りながらも「初めは普通、自分のキャラにあった役をオファーされるのに、いきなりおじいちゃんの役ってあんまりない。田村さんは、世間の目では老人のイメージなんですよ」と指摘。「あと40年後の自分を想像してゆっくりしゃべれば完璧ですよ」と励ました。自分の役については「ほとんど地でやった。膵炎(すいえん)になる前の僕にそっくり」と話し、「唯一子供に『やったね』と言ってもらえる仕事なので、選ばれたときはテンションが上がった。すごく顔が似ているので、できれば早くこの役を……」と主要キャラクターのしんべヱを指さして、レギュラーへの野望を燃やしていた。

 同作品は3月12日に全国で公開。映画主題歌とエンディングテーマは男性3人組アイドルグループ「NYC(エヌワイシー)」が担当する。(毎日新聞デジタル)

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