「夫婦の日」の2月2日、俳優の三浦友和さん(59)と女優の石田ゆり子さん(41)が、実話を基にした映画「死にゆく妻との旅路」(塙幸成監督)の東京都内で行われた特別試写会で舞台あいさつを行った。夫婦役を演じた三浦さんについて石田さんは「私にとっては小学生のころから拝見していた光り輝くスターの“三浦友和さん”。(役柄で)『おっさん、おっさん』と呼び続けるのが最初はいたたまれない気持ちでした。こんな方が旦那さんだったらな、といつも思ってました」と語った。
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映画は99年に起きた保護責任者遺棄致死事件の当事者である清水久典さんが、「新潮45」に掲載した妻・ひとみさんとの旅の記録が基になっている。高度成長期、縫製ひと筋に生きてきた久典さんは小さな工場を経営し、充実した日々を送っていた。しかし、中国製の安価な製品が経営を圧迫。長引く不況や増える借金に万策尽きた時、久典さんは11歳年下のひとみさんのがんを知る。なけなしの50万円を手に古ぼけたワゴンで2人は最初で最後の272日、6000キロの旅に出る……というストーリー。事件の裏にあった夫婦の愛を描いた。
三浦さんは石田さんに「子どものころから知っている」と言われて背を向けるそぶり。石田さんを「素敵な奥さんでした」とたたえ、石田さんの美貌(びぼう)について「透明感。(役作りでやせていっても)元から細いから全然やせたように見えない。美しい方は最後までやつれない。見ていて腹立たしいくらい」と激賞。石田さんは「いいです。無理しないでください」と照れていた。
映画については、「いろんなことがあってお披露目できる日が来た。涙が出そうな気持ち」と話す石田さんが、「皆さんの年齢や人生経験によって違うと思いますが、美しい、優しい、素敵な映画だと思います。この話が本当にあったということだけ、頭のすみっこにおいて、後は何も考えずに見てください」と呼びかけた。三浦さんは「見渡す限りスタッフがいない。ちいさなカメラ2台だけで(車内のシーンを)『よーいスタート』の声を聞いて2人だけで(芝居を)始めるという珍しい体験をしました。それがとてもいい雰囲気を生み出せた気がしています」とアピールした。
この日結婚記念日を迎えた夫婦連れの観客に三浦さんと石田さんからプレゼントが渡されるサプライズもあった。映画は石川、富山両県で19日から先行上映。26日から東京都千代田区のヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開される。(毎日新聞デジタル)
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