「ペイチェック/消された記憶」(03年)や「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」(07年)で知られるハリウッド俳優、ベン・アフレックさんが07年の映画「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(日本未公開)に続き監督を務めた作品「ザ・タウン」が5日に公開された。アフレックさんは主役も務め、脚本も担当した。共演のジェレミー・レナーさんが、昨年の「ハート・ロッカー」でのアカデミー賞主演男優賞ノミネートに続き、今作でも助演男優賞にノミネートされている。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
米ボストン北東部にあるチャールズタウン。「タウン」と呼ばれるこの土地は、米国で強盗犯罪が最も多い街として有名らしい。そこを舞台に、強盗という“家業”を父親から引き継ぎ、そのリーダーとして生きる男ダグ(アフレックさん)とその仲間の生きざまをつづったクライム(犯罪)ストーリーだ。
犯罪者を扱ったほかのサスペンス作で味わうのとは異質の緊張感がある。ここには血の通った人間がいて、父や友とのきずながあり、ロマンスがある。決定的な悪者がいないのも特徴だ。暴力的なジェム(レナーさん)にしても人間味がある。こういう物語の場合、往々にして主人公を追う側の人間は憎まれキャラにされがちだが、今作では、FBI捜査官ですら共感の持てるキャラクターとして描かれている。もちろんそこには善と悪の対立があるが、彼ら全員が自分の仕事を全うしようとしており、それぞれに良心を持っている。その良心が、見る者の心をとらえるのだ。
共演に「それでも恋するバルセロナ」(08年)のレベッカ・ホールさん、米ドラマ「ゴシップガール」(07年~)のブレイク・ライブリーさん、同じくドラマ「マッド・メン」(07年~)のジョン・ハムさんら。なお、強盗グループの黒幕役で、1月に亡くなったピート・ポスルスウェイトさんが出演している。5日から丸の内ルーブル(東京都千代田区)、新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…
人気グループ「なにわ男子」の長尾謙杜さんが、2025年4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場映画初主演を務めることが11月22日、分かった。ヒロイン役は俳…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…
故・坂本龍一さんが指揮をとった2014年のフルオーケストラ公演「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の模様が映画化され、2…
俳優の今田美桜さんが11月19日、東京都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつに、他のメインキャストと共に出席。美…