ハンチョウ:安積班長殉職!?で波乱の幕開け 人気刑事ドラマシリーズ第4弾 4月期放送決定

「ハンチョウ」シリーズ第4弾の撮影が始まったスタジオで安全祈願をする佐々木蔵之介さんら出演者たち=TBS提供
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「ハンチョウ」シリーズ第4弾の撮影が始まったスタジオで安全祈願をする佐々木蔵之介さんら出演者たち=TBS提供

 09年4月期に連続ドラマシリーズがスタートし、10年は1月期と7月期に放送された、佐々木蔵之介さん(43)主演の刑事ドラマ「ハンチョウ~神南署安積班」のシリーズ第4弾「正義の代償」が、4月から放送を開始することが11日、明らかになった。初回は2時間スペシャルで、佐々木さん演じる安積班長が凶弾に倒れる波乱の幕開けとなる。

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 先日、緑山スタジオ(横浜市緑区)でクランクインし、収録に先駆けて佐々木さんや中村俊介さん、ドランクドラゴンの塚地武雅さん、黒谷友香さん、賀集利樹さん、山口翔悟さんという安積班のおなじみの面々が顔をそろえて、スタジオで安全祈願が行われた。

 今回のシリーズは安積班長(佐々木さん)が大切にしてきた「心の交流」が通じない愉快犯や模倣犯、など都市型犯罪が多発し、安積にもシリーズを通しての見えない脅迫者が忍び寄り、捜査の裏をかくハイレベルな知的容疑者が安積班を狙う。

  また、前シリーズで安積班に立ちはだかった宇梶剛士さん演じる本庁捜査一課の高野警部がライバルとして登場し、安積班の人員に引き抜きを画策し、チームワークが売り物の安積班にも亀裂が入るなど、これまでよりハードな展開が描かれる。また、科学捜査の裏をかくハイレベルな知的容疑者なども現れる。捜査がかく乱され、チームワークが売り物の安積班にも亀裂が入ったり、沈着冷静な安積班長が、真犯人を取り逃がしてしまうという大失態のエピソードなども用意されている。

 橋本孝プロデューサーは「これまで培ってきた『ハンチョウ』の魅力を残しつつ、キャストだけでなくスタッフにも新しい戦力を加えて、新番組を作るつもりで今までの『ハンチョウ』に挑戦します。大物ゲストも予定していますので、楽しみにしていただきたいと思います」と語っている。

 主演の佐々木さんは「初回の台本を読んで、安積が凶弾に倒れるシーンがあって驚きました。まさに波乱の幕開けということもあり、安積の人を愛する心、仲間を守る使命感が背負うことになる『正義の代償』という、このシリーズのコンセプトがどんな風に表現されるのか、ある意味、殉職も辞さない覚悟で頑張ります。ドメスティックバイオレンスや、引きこもり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)で心悩ませる人たちや、通り魔的事件など、今の時代を反映したような事件の裏側に、どんな人生が、どんな背景があったのか?などにも迫る、奥深いストーリーをご覧いただきたいと思います」と、新シリーズへの意欲を語った。初回は4月11日午後7時から2時間スペシャルで放送予定。(毎日新聞デジタル)

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