ダルビッシュ紗栄子:ファッションにこだわり 子育てを始めて「着るものが変わってきた」

「ファッション関係の仕事には以前から興味があった」というダルビッシュ紗栄子さん
1 / 1
「ファッション関係の仕事には以前から興味があった」というダルビッシュ紗栄子さん

 2児の子育てをしながら、ファッションブランドを設立、運営するダルビッシュ紗栄子さん。14歳で芸能活動を始める前からファッションに興味を持ち、「自分のことを表現できるので楽しみながらやっています」という。15日には「miraville(ミラヴィール)」という新しいブランドをウェブ上に開設した。子どもが生まれる前とは服装がかわったといい、「子育てをするときに動きやすい服装が大前提」で「着るものが変わってきた」という紗栄子さんにファッションへのこだわりについて聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 紗栄子さんは子どもが生まれる前は「お芝居など自己表現の場があった」が、子育て中は「自分の時間がそんなに取れなくて、以前のようにお芝居などはできない。そんな私が自分を表現できる場としてファッションがあった」と楽しみながらブランドのディレクションなどをしているという。「もともと、父が私の幼いころにファッション関係の仕事をしていたので、家にミシンがあったり、端切れがある場所があって、そこを私の遊び場にしていました」と以前から興味があったという。本格的に動き出したのは18歳のとき、「雑誌の撮影で着る服を自分で作ろうと思いました」というところから始まった。

 最初のブランド「Pepii.Kitty」は一から作り上げて、商品の発送も最初は1人でやっていたという。「だんだん1人では手に負えなくなってきて。一緒にやってくれる人が徐々に増えて大きくなっていったんです」というが、「子育てもおろそかにしちゃいけないし、全部自分でやるわけにはいかないので、新しいやり方を考えて。また、ライフスタイルが変わって、ファッションのテイストも変わってきたので、今の自分が着られる服を考えて新たなブランドを作りました」と新ブランド設立の経緯を説明した。

 新ブランド名「miraville」は、英語の「ミラージュ(=蜃気楼)」とフランス語の「ヴィル(=場所)」をミックスした造語。「MやAなどを入れたかったんです。お洋服に付くタグのロゴを見たときに可愛くて、また言葉の響きも可愛いものにしたかった」とこの名前に決めた。

 大人のラグジュアリーなリラックススタイルを提案する新ブランドは、自身のファッションの変化を反映させている。「子育てするときに動きやすい格好がまず第一。ミニスカートやヒールははけない。そんな中でファッション的に遊びみたいなものを取り入れています」と色味で遊んでみたり、着ていて楽なスタイルを追究した。色味は、白やピンク色などこれまで好きだった色に加えて、子どもが好きな黄色を取り入れるなど「子どもが好きだから私も好きになった」という子育ての影響を強く感じさせる。

 食べ物のこだわりは「私も子どももそうですけど、ジャンクフードやレトルト食品は極力食べないようにしています」、飲み物も「なるべくお水や麦茶、あと野菜をよく食べるようにしています。焼き肉のときにキャベツとかおやつ代わりに野菜スティックとかマヨネーズをつけて私も子どもと一緒によく食べますね」と母親の笑顔で語った。

 次回は携帯放送局「BeeTV」の子供向けチャンネル「BeeKIDS」のPRプロデューサーに就任した紗栄子さんが考える子育ての秘訣(ひけつ)などを聞く。

 <プロフィル> 

 1986年11月16日生まれ、宮崎市出身。O型。03年、「日テレジェニック2003」に最年少で選ばれる。同時期に雑誌「週刊ヤングジャンプ」の「全国女子高生制服コレクション」でグランプリを獲得。バラエティー番組「学校へ行こう!」(TBS系)に03~05年にレギュラー出演して知名度を高め、女優としても05年に連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)に出演しブレークして、本格的に女優活動を開始する。07年8月、日本ハムのダルビッシュ有投手との結婚を宣言し同年11月、ダルビッシュ投手と結婚。08年3月に第1子(長男)誕生。08年9月末にタレント活動を休止し、08年12月に発売したエッセー「Saeko」で今後はアパレル関係の仕事を行うことを表明した。10年2月、第2子(次男)誕生。10年11月に「BeeTV」の子供向けチャンネル「BeeKIDS」のPRプロデューサーに就任。

芸能 最新記事