ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、人気法廷アドベンチャーのスピンオフ作品「逆転検事2」です。カプコンの江城元秀プロデューサーに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
人気シリーズ「逆転裁判」の世界観から生まれた、新たな「逆転」シリーズとして開発しました。プレーヤーは、天才検事「御剣怜侍」となって、さまざまな事件現場を捜査し、証拠や証言を集め、それら集めた情報のつながりを推理しながら、怪しい証人たちと“対決”し、真相を暴いていきます。本作からの新システム“ロジックチェス”は、制限時間内に、口を閉ざした証人たちへ質問をぶつけ、さまざまなリアクションから相手の心情を読み取って、証言を引き出すといったスリリングな駆け引きが楽しめます。
−−最新作の開発決定の経緯は?
前作「逆転検事」を発売させていただいた際に、プレーしていただいたユーザーの皆様から、たくさんの続編を希望する声をいただき、前作発売から4カ月後には、「逆転検事2」の開発をスタートしました。今作は、特にシナリオ制作に力を入れており、ディレクターをはじめ主要スタッフでシナリオ制作合宿を行い、内容をしっかり練りこむことができたので、意外性のある事件やトリックはもちろん、主人公である御剣が、かつてない大ピンチに陥り、“検事”か“弁護士”か、進むべき道を選択する葛藤を描いたよりドラマチックなストーリーに仕上がりましたので、前作でシナリオ面に不満を感じたユーザーの方にも、安心してプレーしていただけると思います。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
東京ゲームショウで出展した体験版の制作が大変でした! ゲーム本編の制作が忙しいころに、体験版用のシナリオを作ったり、新システムの「ロジックチェス」を完成させたりと、てんやわんやでした。そんな体験版に、実は“隠れキャラ”が登場していたのに気付いた方はいますか? 1話の大群衆の中に、美雲ちゃんがこっそりまざっていたんです! 実はこれ、忙しさの中でてんてこまいになったプランナーが起こした配置ミス、いわゆる“バグ”を面白いからという理由で残したものなんです。ちゃんとゲームショウで見つけてくれた人もいて、「細かいところまで見てくれてるんだなあ」と思ってうれしかったです。
−−ファンへ一言お願いします。
前作「逆転検事」を発売させていただいてから、本当にたくさんのご意見やご要望、そして続編希望のメッセージをいただきました。「逆転検事2」を制作するに当たって、それら皆様の声に耳を傾け、さらに面白くなるように磨き上げてきました。前作のシステムはすべて継承しつつ、新システム「ロジックチェス」をはじめ、シナリオやグラフィックなど、すべての面で前作を上回るクオリティーになったと、スタッフ一同、自信を持ってオススメできる作品になりました。前作ファンの皆様はもちろん、今作からプレーされても問題なく遊べるように設計されております。逆転検事2公式サイトでは、PCで遊べるWEB体験版も公開しておりますので、まずは体験していただいて、ぜひ手に取っていただけたらと思います。ありがとうございました。
カプコン 戦略執行部プロデュース室 プロデューサー 江城元秀
人気アニメ「ガンダム」シリーズと人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のコラボが4月18日にスタートした。
1989年にアーケードゲームとして登場した「ゴールデンアックス」(セガ)がアニメ化されることが分かった。米CBSスタジオがプロデュースし、コメディ・セントラルによってアニメが制作…
スクウェア・エニックスの人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのスライムをモチーフにした夏用ベビー服、子供服が、「ドラゴンクエスト」の公式ベビー・子供向けブランド「ドラクエベビー…
テレビアニメ「ポケットモンスター」(テレビ東京系)が、4月12日放送の第46話「ドキドキ!オレンジアカデミー」から新章「テラスタルデビュー」に突入し、パルデア地方セルクルタウンの…
1997年にプレイステーション(PS)用として発売されたアドベンチャーゲーム「KOWLOON’S GATE クーロンズ・ゲート-九龍風水傳-(クーロンズ・ゲート)」の音楽祭「九龍…