アヴリル・ラヴィーン:鳥居と絵馬で一夜限りの“パワースポット”ライブ

アルバム発売前夜のプレミアムライブに登場したアヴリル・ラヴィーンさん(撮影:堀田芳香)
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アルバム発売前夜のプレミアムライブに登場したアヴリル・ラヴィーンさん(撮影:堀田芳香)

 カナダ出身の人気歌手アヴリル・ラヴィーンさん(26)が、最新アルバム「グッバイ・ララバイ」の発売前日の1日夜、「最強無敵のアヴリル・ラヴィーン☆一夜限りの必勝POWER UP LIVE」と題して東京都港区の赤坂BLITZでライブを繰り広げ、詰めかけた600人のファンを沸かせた。アヴリルさんが日本でライブを行うのは、08年の全国ツアー「ザ・ベスト・ダム・ツアー」以来約2年半ぶり。

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 今回は「さまざまな悩みを抱える日本のファンを自分の音楽で励まし、パワーを送ってあげたい」というアヴリルさんの希望で、会場が“一夜限りのパワー・スポット”に変貌。600人のファンを迎えたのは、会場内に特設されたオリジナル鳥居だった。来場者全員に絵馬が渡され、さまざまな願いが書き込まれた「アヴリル絵馬」で会場ロビー周辺がいっぱいになると、今度はステージ上に神主が登場。ライブの成功とファンの開運を祈願した。

 ライブは「What's up? Tokyo!(東京!元気~!)」というアヴリルさんの元気な掛け声と、シングル「ワット・ザ・ヘル」のキャッチーなキーボードイントロが鳴り響くなかスタート。祈りの静寂から一転、会場は大歓声と熱気に包まれた。この日のアヴリルさんは、自らがプロデュースするブランド「Abbey Dawn(アビー・ドーン)」の黒白のボーターにスカル柄の入ったパーカー、ロック・テイストのレースのレギンス、黒のレザーブーツをコーディネートしたお得意のスタイル。会場から「超カワイイ!」などと歓声が飛ぶと、アヴリルさんも日本語で「みんな、サイコー!」と応え、最新アルバムから「プッシュ」「スマイル」、前アルバムから「ガールフレンド」など全5曲を披露。会場の誰もが「最強無敵パワー」をもらった一夜となった。

 アヴリルさんは84年9月27日、カナダにある人口5000人の小さな村・ナパニーで育ち、02年にアルバム「レット・ゴー」で17歳でデビュー。シングルカットされた「Complicated」は世界中でヒットし、同アルバムも2000万枚の売り上げを記録した。07年4月には3枚目のアルバム「ベスト・ダム・シング」を発表。日本のオリコンランキングのほか米英を含む15カ国で1位を獲得し、デビューアルバムから3作連続でミリオンセラーを達成した。今作「グッバイ・ララバイ」は4作目に当たり、2日に日本先行発売。今後は5月に福岡マリンメッセ、大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナ、日本ガイシホール(名古屋市南区)などでライブが予定されている。 (毎日新聞デジタル)

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