ボクシング:エキサイトマッチ20周年SP 最強王者の魅力紹介、トップクラスの試合を WOWOW

「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」収録後の(左から)中島そよかア、実況の高柳謙一アナ、解説者のジョー小泉さん、浜田剛史さん
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「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」収録後の(左から)中島そよかア、実況の高柳謙一アナ、解説者のジョー小泉さん、浜田剛史さん

 WOWOWのボクシング番組「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」の「20周年スペシャル」が4日午後8時から、王者ミゲール・アコスタ選手(ベネズエラ)にブランドン・リオス選手(米国)が挑むWBA世界ライト級王座戦と、サウル・アルバレス選手(メキシコ)とマシュー・ハットン選手(英国)によよるWBC世界S・ウェルター級王座決定戦が放送される。解説を担当するボクシング評論家のジョー小泉さんと、元プロボクサーの浜田剛史さんが会見を開き、見どころを語った。

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 「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」は、同社が開局以来放送しているボクシング番組。毎週月曜日午後8時から放送し、世界各地で行われる17階級の世界タイトルマッチを中心に、注目のビッグマッチなどを中継している。現在のボクシング界は、6階級制覇を果たし、パウンド・フォー・パウンド(最強)の王者と呼ばれるフィリピンの英雄マニー・パッキャオ選手が中心。パッキャオ選手は、5月に、“ゴールデンボーイ”オスカー・デ・ラ・ホーヤ選手(米国)を破り、3階級制覇した経験を持つシェーン・モズリー選手(同)との対戦が決まっている。また、史上初の無敗のまま5階級を制覇したフロイド・メイウェザー選手(同)との最強決定戦が待ち望まれている。日本では、WBC世界S・バンタム級王者西岡利晃選手の(帝拳)の防衛記録を更新や、復活した元2階級制覇王者ホルヘ・リナレス選手(同)の3階級制覇への期待もかかる。

 「20周年スペシャル」では、パッキャオの強さや魅力を分析、今後の世界ボクシングの見どころを紹介する。タイトルマッチは、ハードパンチが魅力の王者アコスタ選手と27戦無敗の挑戦者リオス選手の対戦。パッキャオ選手が返上したWBC世界S・ウェルター級王座を懸けて、20歳にして36戦35勝(26KO)1分という実績を持つホープ・アルバレス選手に、長年欧州で活躍してきたベテランのハットン選手が挑戦する。

  解説のジョーさんは、WBC世界ライトフライ級を制覇した中島茂雄選手など世界王者のセコンドやマネージャーを務め、現在は解説者のほか、マッチメーカーや評論家などで活躍中。08年に日本人としてはファイティング原田以来、2人目のボクシング殿堂入りを果たした。浜田さんは、元WBC世界S・ライト級王者で、15連続KOの日本記録を持つ。ジョーさんは、「厳選されたトップクラスの試合が見られる。国際的に質の高い試合を見ることは目の保養になります」と語り、「ボクシングは、熟知している人はもちろん、知らない人に対しても感動を与え、驚かすことができる。一流の試合にはそれがある」と述べた。また浜田さんは「一試合、一夜にして立場が逆転し、天国と地獄が分かれる。立ってる選手が勝ち、倒れた選手が負け。こういうふうにハッキリ結果が出る競技は他にない」とボクシングの魅力を話した。

 スペシャルは、160分の拡大版ノンスクランブル放送で、8日午前11時、5月27日午前3時15分にも再放送される。実況はフリー高柳謙一アナウンサー、進行はWOWOWの中島そよかアナウンサー。(毎日新聞デジタル)

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