てっぱん:最終回視聴率22%、期間平均17.2% 終盤上昇もゲゲゲ超えはならず

「てっぱん」最終回の一場面=NHK提供
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「てっぱん」最終回の一場面=NHK提供

 女優の瀧本美織さん主演の朝の連続テレビ小説「てっぱん」(NHK)の最終回が2日放送され、平均視聴率は22.0%(数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高視聴率は23.6%、期間平均視聴率は17.2%だった。前作の「ゲゲゲの女房」が最終回に記録した最高視聴率は23.6%、期間平均は18.6%だった。

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 ドラマは、広島県尾道市と大阪を舞台に、あかり(瀧本さん)がひょんなことから自分が養子だったことを知り、それまで存在を知らなかった祖母・初音(富司純子さん)が暮らす大阪へ出て、2人でお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。10年9月27日の初回視聴率は18.2%だった。震災のため3月12日からいったん放送を休止したが、再開した19日にそれまでの最高を上回る視聴率19.8%を記録。21日に初めて20%を超え、23日に23.6%の最高視聴率を記録した。

 最終週「かならず朝は来る」は、尾道でのぞみ(京野ことみさん)が女の子を出産。あかりは亡き母・千春のことを真知子(安田成美さん)に聞く。大阪に戻ったあかりに、初音は下宿の土地を売り払うと遺書を渡すが、あかりは下宿を出ていかない。2人は分骨のために尾道へ向かい、初音はあかりにある決意を語り始める……という物語。

 制作統括の海辺潔チーフプロデューサーは「大きなことを成し遂げるわけでもなく、日常の中にささやかな幸せを見つけていくこのドラマを、多くの方が愛してくれました。中でも東北地方の皆さまからは温かいお言葉をたくさんいただき、震災後、避難所から放送再開を喜ぶお便りをくださった方もいらっしゃいました。一日も早く町が復興し、皆さまに笑顔が戻ることを、出演者・スタッフ一同、心よりお祈りしております」と最終回にあたってコメントしている。「てっぱん」の最終週をNHK総合で9日午後4時10分からアンコール放送する。4日からは井上真央さん主演の「おひさま」が放送されている。(毎日新聞デジタル)

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