注目ドラマ紹介:「名前をなくした女神」 杏が連ドラ初主演 “ママ友地獄”を描く社会派ドラマ

ドラマ「名前をなくした女神」の制作発表会見に出席した(左から)りょうさん、尾野真千子さん、杏さん、木村佳乃さん、倉科カナさん
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ドラマ「名前をなくした女神」の制作発表会見に出席した(左から)りょうさん、尾野真千子さん、杏さん、木村佳乃さん、倉科カナさん

 モデルで女優としても活躍する杏さん(24)が連続ドラマに初主演する「名前をなくした女神」(フジテレビ系)が12日午後9時、放送を開始する。「ようこそ、ママ友地獄へ。」というキャッチフレーズで、子供の受験戦争を軸に、ママ友の光と影を描き出す社会派ドラマだ。杏さんは5歳の息子を持つ母親役を演じる。

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 物語は、杏さん演じる秋山侑子が、出産後も息子を保育園に預けて働いていたが、不況のあおりでリストラに遭い、専業主婦になる。引っ越し先で初めてママ友ができ、息子の“お受験”を決意するが、ママ友同士のあつれきや、女ばかりの社会の息苦しさや難しさを感じ、価値観が揺るがされていく……という内容。職場のいじめを描いて話題となったドラマ「泣かないと決めた日」の渡辺千穂さんが脚本を担当する。

 ママ友を演じるのは、尾野真千子さん(29)、倉科カナさん(23)、りょうさん(38)、木村佳乃さん(35)の4人。尾野さんは、夫から虐げられながらも明るく元気で世話好きな幼稚園の役員ママの安野ちひろ、倉科さんは“できちゃった婚”をして18歳で娘を出産したヤンキーママ・進藤真央、りょうさんは輸入ネットショップを開設して数人のアルバイト社員を抱える女社長・沢田利華子、木村さんは生まれついてのお嬢様で女性誌のカリスマ主婦読者モデルとしても取り上げられるセレブママ・本宮レイナを演じる。

 杏さん演じる侑子の夫・拓水役につるの剛士さん(35)、ちひろの夫役に高橋一生さん(30)、真央の夫役に若手男性俳優集団「D-BOYS」の五十嵐隼士(しゅんじ)さん(24)、利華子の夫役にダンスボーカルグループ「EXILE」のパフォーマー・KEIJIさん(31)、レイナの夫役で平山浩行さん(33)が出演。子供たちが通う幼稚園の担任で、母親らのうちの1人と恋が芽生えていく役どころで萩原聖人さん(39)も出演する。

 第1話は、侑子が思ってもみなかった専業主婦の生活を始めるところからスタート。息子・健太が新たに通うことになった幼稚園で侑子は、“役員ママ”のちひろ、“ヤンキーママ”の真央、働くママの利華子、“セレブママ”のレイナら、初めてのママ友たちにも積極的に接していく。ちひろは中学時代に、自分をいじめから救ってくれた侑子との再会を喜ぶが、侑子はちひろのことを覚えていなかった。そして健太は英単語でしりとりをする子供たちの遊びについていけず……という物語。ドラマは毎週火曜午後9時~同54分に放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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