ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
古代ローマ帝国の浴場設計技師を主人公にしたマンガ「テルマエ・ロマエ」の実写映画化が決定し、主人公のルシウスを俳優の阿部寛さん(46)、ヒロインでマンガ家を目指す日本人女性を女優の上戸彩さん(25)が演じることが18日、明らかになった。阿部さんはロケ地のイタリア人スタッフに「本物のローマ人みたいだ」と驚かれるほど主人公に成り切っており、「国境を超えて裸の人と人との付き合いがほのぼのとしていて、なごまされるコミカルな原作だが、映像では古代ローマ人ルシウスの役を大まじめにやりたい」と意気込みを語っている。
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「テルマエ・ロマエ」は、10年に「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞したヤマザキマリさん原作のコメディーマンガ。ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウス(阿部さん)は浴場作りのアイデアに悩んでいたある日、現代の日本の銭湯にタイムスリップし、「平たい顔族(日本人)」のマンガ家志望の真実(上戸さん)と出会う。そこで目にした新たな発見を次々とローマ帝国の風呂に生かし、ローマで名声を得ていく……というストーリー。
映画とドラマの「のだめカンタービレ」を手掛けた武内英樹監督がメガホンをとり、脚本は映画「クローズZERO」の武藤将吾さんが担当した。イタリア最大の映画撮影所「チネチッタ」にある古代ローマの巨大オープンセットでの撮影を行うなど、壮大なスケールで製作が進んでいるといい、原作のヤマザキさんも「正直、原作を超えてしまう大作になりそうでびっくりです」と驚いている。
「日本の風呂文化と古代ローマのテルマエ文化を対比させた原作の視点が面白い」と話す阿部さんに対し、上戸さんは「阿部さんの演じるルシウスが面白すぎなので、私も負けないように、平たい顔族代表として真実を思いっきり演じたいと思います」とコメントしている。3月にローマで撮影を開始し、クランクアップは5月上旬を予定している。映画は12年に公開予定。(毎日新聞デジタル)
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