4月からNHKの朝ドラ「おひさま」のヒロインとして出演中の井上真央さんと、映画界で大活躍の永作博美さんの熱演が見られる映画「八日目の蝉」(成島出監督)が29日、公開された。直木賞作家・角田光代のベストセラー小説が原作。母性とは何かをまざまざと見せつけられる。女性としての悲しみが感じられる一方で、母性とはもしかしたら究極のエゴなのかもしれないとも思えてくる。
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大学生の恵理菜(井上さん)は、両親と離れてアルバイトをしながらひとり暮らしをしている。家庭のある男性(劇団ひとりさん)と恋愛中の恵理菜は、生後6カ月のときに父親の不倫相手に誘拐され、幼少時をともに過ごした過去を持つ。誘拐犯の希和子(永作博美)に「薫」と名付けられ、各地を転々としながら愛情をたっぷり受けて育てられた。恵理菜は、事件のために実の母との関係がぎくしゃくしてしまった。やがて大学生となり、世間と壁を作りながら暮らす恵理菜のところに、「誘拐事件について書きたい」というルポライター(小池栄子さん)が訪れる……というストーリー。
原作もそうだが、この映画は徹底的に女性の立場に立つことで、誘拐された恵理菜がなかなか前に進めない葛藤、育ての母で犯人の希和子の痛々しさ、実母の苦しい心情が心に迫ってくる。映画版で特に秀逸なのは、失われた時間のために娘との関係がうまく構築できない実母の苦しみが表現できている部分。これには原作よりもリアリティーを感じた。実母を演じる森口瑤子さんの芝居が真に迫っているからか。さらに後半、舞台となる四国の風景が目の前に広がり、希和子と薫(恵理菜)の思い出を観客が共有できるのも映画ならではのよさだ。「孤高のメス」で正義感あふれる医師を描いた成島監督が、今回は正義感とはほど遠い男たちを描いた。この映画は男性がどういう感想を持つのだろうか、気になる。29日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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