仮面ライダー1号を演じた俳優の藤岡弘、さんが2日、「ヒーロー小説大賞」の授賞式に、プレゼンターとして出席した。東日本大震災の被災地へ米1トンを送るなどの支援活動を行っている藤岡さんは「自分を犠牲にして、世のために殉じていった人たちはみんなヒーローだと思う。この国難のときに、命がけで活動している自衛隊、消防隊、ボランティアや原発で作業に当たっている人たちは本当にヒーロー。自己犠牲の精神を持ってささげようとしているのは、侍魂というか、武士道を実践している本当のヒーローだと思う」と熱弁を振るった。
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さらに、藤岡さんは「いまは、いろんな愛や絆(きずな)の深さの重要さに、気づき、目覚める時代ではないか。世も国も個人も世界も“変身”の時代だと思う。転換期ですよ。よみがえって生まれ変わる、そして新しい時代に変身していく、そこに大きな未来があると前向きに感じている」と思いを明かした。
だが、藤岡さんはアイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」の5人に囲まれ、「幸せですねえ。いやあ、可愛いねえ。自分の娘みたいで見とれてました」とデレデレで、5人にも「愛と尊敬と感謝を忘れないこと。きっと、すてきな人に出会えると思うよ。可愛い笑顔でみんなを明るくしてくれるといいね。未来は素晴らしいから頑張って!」とアドバイス。5人から「ハイ!頑張ります!」と元気のいい返事をもらうと、「ちょっとおやじみたいなことを言ってしまった」と苦笑いしつつも、終始上機嫌だった。
「ヒーロー小説大賞」は、小説やコミックなどの作品を投稿できる携帯サイト「E★エブリスタ」と角川コンテンツゲートが共催する“ヒーロー”を扱ったケータイ小説のコンテスト。応募総数1612作品から、HALOさんのファンタジー小説「ソロモンの詩篇」が大賞に選ばれた。同作は書籍化、ドラマCD化が決定している。優秀賞には哀楽さんの「シュバルツ・ロワ ~漆黒の王~」、TAKAさんの「ラーナ神剣伝 炎生の絆」、佳作には茜さらささんの「ゴミヒーロー」が選ばれた。哀楽さんは「モモクロ賞」、茜さらささんは「藤岡弘、賞」も受賞した。(毎日新聞デジタル)
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