八日目の蝉:文庫本が今年初のミリオンセラーに

文庫「八日目の蝉」の表紙
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文庫「八日目の蝉」の表紙

 26日発表されたオリコン週間本ランキング(30日付)によると、直木賞作家の角田光代さんが07年に発表した初の長編サスペンスの文庫本「八日目の蝉」(1月25日発売、中央公論新社)が、5万7000部を売り上げ、文庫部門で2位を獲得。累積売り上げを105万5000部とし、今年発売された文庫で初のミリオンセラーとなった。

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 今年、同部門で100万部を突破するのは、1月24日付で村上春樹さんの「ノルウェイの森 上」(講談社)が達成して以来、2作目。

 小説は、愛人の赤ん坊を誘拐して自分の子供として育てた女性と、誘拐された子供の成長後の姿を通して、親子のきずなとは何かを問うヒューマンドラマ。10年に檀れいさん主演で連続ドラマ化され、今年4月から井上真央さん、永作博美さん出演の映画が公開されている。(毎日新聞デジタル)

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