涼宮ハルヒ:文庫部門で“驚愕”の34万部 週間最高を倍以上更新

4年ぶりの最新刊「涼宮ハルヒの驚愕」の初回限定版カット
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4年ぶりの最新刊「涼宮ハルヒの驚愕」の初回限定版カット

 2日発表されたオリコン週間本ランキング(6日付)によると、5月25日に前後編セットで発売された人気ライトノベルのシリーズ最新作「涼宮ハルヒの驚愕(きょうがく) 初回限定版」(作・谷川流、イラスト・いとうのいぢ、角川スニーカー文庫)が、発売初週で34万1000部を売り上げ、文庫部門で首位を獲得。同部門ではこれまでの最高週間売り上げだった湊かなえさんの文庫「告白」(双葉社)16万7000部を2倍以上上回り、記録を更新した。

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 「涼宮ハルヒ」シリーズは、超常現象が大好きという変わった女子高生の涼宮ハルヒが、平凡な男子高生のキョンらと学校非公認の部活動「SOS団」を結成して活動を始めると、不思議な出来事が次々と起こるというSFコメディー。03年6月に第1巻「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」が発売され、07年4月に発売した「涼宮ハルヒの分裂」まで、本編はこれまでに9巻を発行している。

 「涼宮ハルヒの驚愕」は4年ぶりの最新刊として注目を集め、発売当日、東京・秋葉原のアニメイト秋葉原店では午前0時から深夜販売が行われ100人以上が列を作った。前後編(各300ページ)の2冊がセットとなった初回限定版は谷川さん書き下ろしのショートストーリー「Rainy Day」やいとうさんの描き下ろしイラストなどが収録された64ページオールカラーの小冊子が付いている。前後編をバラ売りする通常版は6月15日に発売される。(毎日新聞デジタル)

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