彩雲国物語：シリーズ完結編上巻が6作連続の首位獲得　連続首位のタイ記録に並ぶ

　9日発表されたオリコン週間本ランキング（13日付）によると、雪乃紗衣さん作、由羅カイリさんイラストのライトノベル「彩雲国物語」シリーズの最新刊で1日に発売された「彩雲国物語 紫闇の玉座 上」（角川ビーンズ文庫）が発売初週で9万6000部を売り上げ、文庫部門で首位を獲得した。同シリーズの首位獲得は今回で6作連続となり、文庫部門の同シリーズ作品による連続首位獲得数1位の記録を持つ佐伯泰英さんの時代小説「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ（双葉文庫）に並んだ。

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「彩雲国物語」は、架空の国、彩雲国を舞台に、名門だが貧しい紅家の娘・秀麗の挑戦と成長を描くファンタジー。秀麗は、新王・劉輝の教育係を引き受けたことをきっかけに、彩雲国初の女性官吏になる。劉輝との恋や共に官吏を目指す同期生との友情、宮廷内での権力闘争や貴族の暗躍などさまざまな出来事が起こる……というストーリー。

「彩雲国物語 紫闇の玉座 上」はシリーズ完結編の上巻で、前作から約1年ぶりの新刊。下巻は、7月1日に発売される。（毎日新聞デジタル）