東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2011」(日本玩具協会主催)。今年は社会の現状を反映し、節電を意識した「エコ」や映画やテレビでブームの「3D」など、各社トレンドを意識した商品を展開している。18日からの一般公開を前に見どころを紹介する。
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「エコ」では、電池を使わずにライトが光るミニカーに注目が集まった。タカラトミーは、車輪を回転させるだけで内蔵の超小型発電ユニットで生み出された電気でライトが光る「テコロジートミカ」を出展。メガハウスも、ライトのほかにサイレンも鳴らせる仕様のミニカー「エコロ」を出展している。
さらにタカラトミーでは定番ボードゲーム「人生ゲーム」をはじめ、付属のバッドを振ると空気圧でボード上のバッドが連動する野球ボードゲーム「超体感スタジアム」、セガトイズでは磁石が入ったボール形のキャラクターを瞬間変形させて楽しめるアクションカードゲーム「爆丸」シリーズ(セガトイズ)など、電池を使わないアナログ的なゲームも多く見られた。
「3D」では、3D加工したオリジナルの下敷きなどが作成可能な「3Dデコデルカ」(バンダイ)や、スプレーで文字やイラストを描いて、付属の専用めがねを使うことで立体的に見える「3DスプレーアートPRO」(セガトイズ)などが出展されている。さらに、3Dを超える“4D”をうたったジグゾーパズルも登場。世界の主要都市を舞台に、土地や建物のピースを立体的に組み立てていくことで過去から現代までの街が進化する様子を楽しむことができる「4D CITY SCAPE TIME PUZZLE」(やのまん)が出展され、多くの関係者の注目を集めていた。
そのほか、ライトアップして楽しめる模型「1/1000東京スカイツリー」(ジョイパレット)や、小型ブロック「nanoblock」を約500ピース使用して作成できる「nanoblock 東京スカイツリー+LEDプレート」(河田)など、12年に開業する東京スカイツリー関連のグッズなども多く出展された。
おもちゃショーは、18、19日に一般向けに公開される。入場無料。会期中にアンパンマンとの記念撮影会(アガツマ)や戦場カメラマンの渡部陽一さんトークショー(セガトイズ)、電池から環境について考える「電池環境授業」(三洋電機)などの催しも開かれる。(毎日新聞デジタル)
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