草なぎ剛:地デジ推進大使の5年間「いろいろあった」 各局アナらと最後の訴え

勢ぞろいした各局の「地デジ推進大使」を務める女性アナウンサーたち
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勢ぞろいした各局の「地デジ推進大使」を務める女性アナウンサーたち

 地上デジタル放送(地デジ)への完全移行(24日)まで残りわずかとなった1日、「地デジ推進大使」を務める人気グループ「SMAP」の草なぎ剛さんが、東京都内で行われた「山手線デジタル放送トレイン」記者発表会に登場した。同じく「地デジ推進大使」を務めるフジテレビの中村仁美アナ、日本テレビの馬場典子アナら各局女性アナウンサーも出席し、これまでの活動を振り返ると、草なぎさんは「みなさんのコメントを聞いているだけで、熱いものがこみ上げてくる。(大使を務めた)この5年間は、ぼく自身にとっても濃くて、いろいろありました。吸収することもありましたし、全国の皆さんに地デジを呼びかけてきて、少しでも役目をつとめることができたならうれしい」としみじみと語った。 

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 さらに、草なぎさんは「地デジ普及率は99%と聞いていますが、100%目指してがんばりたい。24日になっても、新しいスタートだと思いますし、東北の3県も(地デジ放送移行は)先延ばしになってますので、これからが勝負だと思っています。ぼくもテレビに出させてもらう身。これからアナログ放送がデジタル放送に変わって、よりリアルに、人と人のつながりだとか、希望とか勇気とか元気を、今まで以上に、地デジを通してリアルに伝えられるようにがんばっていきますので、全国のみなさん、ともに手をつないで地デジがんばっていきましょう!」と訴えた。

 「山手線デジタル放送トレイン」は、電車1編成(11両)すべてを地デジへの切り替えを呼びかける広告にしたPR列車。1日朝から17日まで、3編成が内・外回りを走る。社団法人デジタル放送推進協会Dpaが、アナログ放送終了2カ月前の5月24日から実施している「ラストスパート声かけ地デジ化大作戦」の一環で、DpaとNHK、在京キー局各社がJR東日本の協力の下、、地デジ化に未対応の世帯が最も多い首都圏に重点を置いた、アナログ放送終了直前の最後の周知広報として実施。山手線の主要駅周辺での「声かけ運動」も行う。

 「山手線デジタル放送トレイン」では、地デジ移行後の新たなチャンネル番号と同じく、1、2号車をNHK、4号車を日本テレビ、5号車をテレビ朝日、6号車をTBS、7号車をテレビ東京、8号車をフジテレビ、9~11号車をBS各社、3号車を「Dpa・デジサポ」が使用し、車体と車内の広告スペースすべてを用いて、「7月24日アナログ放送終了」と「さぁ!テレビ新時代。」をアピール。各車両にある「トレインチャンネル」では、各局と「Dpa・デジサポ」が制作した映像が繰り返し放映される。10日には「山手線デジタル放送トレイン」1編成を借り切り運行、放送各局がそれぞれ番組収録などを行う予定。

 記者発表には、中村、馬場アナのほか、鈴木奈穂子(NHK)、竹内香苗(TBS)、上宮菜々子(テレビ朝日)、森本智子(テレビ東京)の各アナウンサーが出席し、「山手線デジタル放送トレイン」の各車両の説明を行い、これまでの推進活動も振り返った。また、森田高・総務政務官、広瀬道貞・民放連会長、小野直路・NHK副会長、清野智・JR東日本社長、1日朝にJR大崎駅で行われた「山手線デジタル放送トレイン」の出発式に参加した“地デジ芸人”「テツandトモ」、「元気娘!村井まり」さんも登場した。(毎日新聞デジタル)

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