USJ:「ワンピース」の夏限定プレミアショーお披露目 600人が熱狂 9月4日まで

「ワンピース・プレミアショー 2011」の様子
1 / 1
「ワンピース・プレミアショー 2011」の様子

 テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)で16日から公開される人気マンガ「ワンピース」をテーマにした「ワンピース・プレミアショー2011」のリハーサルが14日、同所で行われ、招待されたファン約600人が見学した。主人公・ルフィをはじめとするキャストが登場するたびに観客からは悲鳴のような大歓声が上がり、本番さながらの盛り上がりを見せた。ルフィの得意技「ギガントピストル」が披露されると、会場はひと際大きな拍手と歓声に包まれていた。

ウナギノボリ

 今年で2回目となる同ショーは、USJで7日から開催中のスペシャルイベント「ワンピース・プレミア・サマー」のメーンイベントで、前回は原作者の尾田栄一郎さんも訪れ、その完成度に満足していたという。今回は、とある島で再会した麦わらの一味とイワンコフ、ボア・ハンコックたちだったが、それは世界貴族・天竜人による巧妙なわなだった。そうとも知らず宴で盛り上がる中、ルフィたちと因縁のある敵が次々と現れ、さらに正義を貫く3人の海軍大将たちまで立ちはだかる……というストーリー。

 各キャラクターのせりふはすべてプロの声優が担当し、大技を繰り出す際には、4台の特殊プロジェクターでステージ全体に巨大な映像を映し出し、効果音などを駆使した迫力満点の演出で再現。ルフィの「ギガントピストル」は、約5メートルにふくらんだ巨大パンチとともに大爆発が起こった。海軍大将・赤犬が技を使うと、ステージ背面からマグマが流れ、青雉はステージ全体を凍り付かせる凝った演出も見られた。

 登場キャラクターは、ルフィをはじめとする麦わらの一味はもちろん、おかまキャラで人気のMr. ボン・クレーやイワンコフ、かつてルフィに倒された雷の使い手・エネルや魚人海賊団のアーロンなども登場。キャラクターがポーズを決めると、客席のファンも同じポーズを決めて大盛り上がり。ルフィの恩人・赤髪のシャンクスの登場場面では、ファンから一層大きな歓声が上がった。ゾロの殺陣やサンジの足技などアクションも本格的で、アトラクション「ウォーターワールド」のセットを生かした水上バイクでのチェイス、高さ約13メートルからの飛び込みも盛り込まれ、見応え十分のステージだった。

 ワンピースは97年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、コミックスが累計で2億部を突破している大ヒット作品。手足が伸びるゴムのような体の少年ルフィが、海賊王になるため、3本の刀を使う剣士ゾロや、女航海士のナミらと大海原を冒険する……という物語。99年からテレビアニメが放送されている。

 同ショーは16日から9月4日までで、期間中全38回公演される。鑑賞には別途チケットが必要で、プレミア・シートは大人3500円、子供(4歳以上11歳以下)2900円、レギュラー・シートは大人2500円、子供1900円。(毎日新聞デジタル)

芸能 最新記事

MAiDiGiTV 動画