GANTZ：DVDとBDが邦画では初の2冠を達成

　20日に発表されたオリコンDVD＆ブルーレイ（BD）ランキング（25日付）によると、人気グループ「嵐」の二宮和也さんと俳優の松山ケンイチさん主演の映画「GANTZ（ガンツ）」のDVDとBDが発売初週で、それぞれ3万5000枚と2万2000枚を売り上げ、DVDとBDの各総合部門で同時首位を獲得した。映画作品が総合部門で同時2冠を達成するのは、大ヒットファンタジー映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」（5月2日付）以来で、邦画では初めて。

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　邦画の実写映画のBD総合部門首位は、「嵐」の櫻井翔さん主演の「ヤッターマン　てんこ盛りブルーレイ」（09年10月付）、二宮さん主演の「大奥＜男女逆転＞」（11年4月20日付）に次いで3作目。

「ガンツ」は、奥浩哉さんが「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で00年から連載を開始し、累計1500万部以上を発行している人気SFマンガが原作。就職活動中の大学生・玄野計（くろの・けい＝二宮さん）と、幼なじみで正義感の強い加藤勝（松山さん）は、線路に落ちたホームレスを助けようとして電車にひかれ、命を落としたはずだったが、黒い謎の球体「ガンツ」に呼び出され、異形の「星人」との戦いを強いられる。星人を殺さなければ脱出できないという理不尽な状況の中で、苦悩しながらも死闘を繰り広げる2人の姿を描いたSFアクション。映画は2部作で、前編にあたる「GANTZ」は1月に公開、後編の「GANTZ PERFECT ANSWER」は4月に公開され、2作合計で観客動員500万人、興行収入60億円を突破した。

　DVDとBDには、製作陣によるオーディオコメンタリーやメーキング映像、佐藤信介監督のインタビュー、イベント映像集、「GANTZ PERFECT ANSWER」予告編映像などの特典に加え、ブックレットを封入している。（毎日新聞デジタル）