子役の加藤清史郎君(9)の主演映画「忍たま乱太郎」(三池崇史監督)が23日公開され、初日舞台あいさつが新宿バルト9(東京都新宿区)で行われた。サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」のFW安藤梢選手が特別ゲストとしてお祝いに駆けつけ、清史郎君になでしこの花を手渡した。安藤選手は「私たちなでしこはチーム一丸となって大きな相手と戦って世界一になれた。『忍たま乱太郎』では、最後まであきらめない気持ちに感動し、笑えたので、(忍たま)日本を元気にしてほしい」と語ると、清史郎君は「僕もこの映画で金メダルを取りたいと思います」と先日の日本女子代表のワールドカップ優勝にかけた大人顔負けのコメントで会場を沸かせていた。
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「忍たま乱太郎」は、86年から朝日小学生新聞で連載されている尼子騒兵衛さんのギャグマンガ「落第忍者乱太郎」(朝日新聞出版)が原作。93年からNHKでアニメが放送されている。映画は、戦国時代の忍術学園を舞台に、一流忍者を目指す主人公・乱太郎(清史郎君)やきり丸(林遼威君)、しんべヱ(木村風太君)ら「一年は組」の生徒たちの奮闘を描いている。
舞台あいさつには清史郎君のほか、松方弘樹さん、杏さん、三浦貴大さん、石橋佑磨さん、寺島進さん、遼威君、風太君、三池監督も参加。当日誕生日の松方さんを祝うサプライズ企画が用意され、松方さんが演じた稗田八方斎(ひえた・はっぽうさい)をかたどったケーキが登場すると、松方さんは「えー、ありがとうございます。今日で69歳になりました。びっくりしました」と驚きと照れ笑いが入り交じった表情でコメント。清史郎から「おめでとうございます!」など、みんなから祝福を受けていた。
映画は全国公開中。さらに、台湾、インドネシア、タイ、ポーランドなど6カ国の海外配給が決定している。(毎日新聞デジタル)
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