注目ドラマ紹介:「金魚倶楽部」 女子高生のケータイ小説をドラマ化 入江甚儀連ドラ初主演

ドラマ「金魚倶楽部」の一場面。ハルを演じる入江甚儀さん=NHK提供
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ドラマ「金魚倶楽部」の一場面。ハルを演じる入江甚儀さん=NHK提供

 ケータイ小説を手がける椿ハナさんが現役女子高生時代に執筆した作品を原作にしたドラマ「金魚倶楽部」(NHK)が23日始まる。約1200件以上の応募の中からオーディションで選ばれた俳優の入江甚儀さん(18)が初めて連続ドラマに主演する。

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 「金魚倶楽部」は、ケータイ小説サイト「魔法のiらんど」で発表され、読者から高い支持を得た作品に贈られる「iらんど大賞」のNHK賞受賞作。同サイトとNHKがコラボレーションした“ケータイ発ドラマ”の第2弾となる。日々を無為に過ごす高校生・ハルと、いじめを受ける後輩の女子生徒・春川ことが、2人だけの部活「金魚倶楽部」を作るという内容で、2人の恋を描いている。

 入江さんが演じるハルは、モテるが女の子に興味がなく、進学にも興味のない高校生。単身赴任中の父とその再婚相手との3人家族で、日々を無為に過ごしている。いじめを受けるヒロイン・ことを演じるのはティーン誌「ラブベリー」で専属モデルを務め、女優としても活動している刈谷友衣子さん(14)で、いじめにも毅然と立ち向かう強さを持つという役どころ。ほかにハルに思いを寄せる女子高生・木田香代子役で水野絵梨奈さん(18)、ハルと同じクラスで木田にあこがれる翔役で吉沢亮さん(17)、ことのクラスの学級委員でことに好意を持つ本井孝哉役で栗原吾郎さん(15)が出演する。

 第1話は、学校で何かと目立つ存在のハルがある日、嫌がらせを受けている後輩の女子に思わず声をかける。それは1年生の春川ことで、家庭環境を理由にクラスの女生徒たちからいじめられていたのだった。そして後日、屋上にたたずむところを見かけたハルは、ふと不安感にかられて……という物語。

 放送は総合テレビで毎週土曜午後11時半~同50分。全10回。ドラマ後に視聴者のメッセージを紹介する9分間の生放送コーナーが設けられる。(毎日新聞デジタル)

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