いきものがかり：あこがれの「ハマスタ」でTUBE前田と共演　再会を約束

　3人組音楽ユニット「いきものがかり」が23、24日に横浜スタジアム（横浜市中区）でライブ「いきものまつり2011　どなたサマーも楽しみまSHOW!!!」を開催。2日間で6万人を動員した。2日目の24日には3人の地元・神奈川県厚木市の先輩「TUBE」の前田亘輝さんがサプライズゲストで参加。冒頭にVTRで前田さんのメッセージが流れた後、ステージに前田さんが突然登場し、「シーズン・イン・ザ・サン」を熱唱。いきなり会場はヒートアップした。前田さんはアンコールにも登場し、メンバーとともに「あー夏休み」を歌い、ライブを盛り上げた。前田さんは3人にTUBEのライブへの出演をオファー。ステージ上で“ゆびきりげんまん”をして、再共演を固く誓っていた。

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　いきものがかりはボーカルの吉岡聖恵さん、ギター＆コーラスのリーダー、水野良樹さん、ギターとハーモニカ担当の山下穂尊さんの3人組。99年に結成し、本厚木駅前などで路上ライブを行い、03年にはインディーズからアルバムをリリースした。06年3月にシングル「SAKURA」でメジャーデビュー。10年にNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌に「ありがとう」が起用され、人気は全国区に広がった。10年末のNHK紅白歌合戦に3年連続3回目の出場を果たした。

　8カ月ぶりの今回のライブは、以前からのあこがれの地「横浜スタジアム」で開催。観客がタオルをぐるぐる回してジャンプしながら盛り上げる「じょいふる」などのノリノリの曲からセンターステージに3人だけでアコースティックギターの伴奏でしっとりと歌った「帰りたくなったよ」など21曲を熱唱した。遊園地のようなステージセットに花火などの特殊効果で“夏祭り”的な雰囲気を盛り上げ、会場全体のウエーブや客席に巨大風船が投げ込まれるなど、スタジアムならではの大がかりな演出で観客を楽しませた。

　途中のMCで水野さんは3月に起こった東日本大震災について触れ、「どうやって音楽を届けるべきか悩んだ。でも普通にまっすぐ届けることにしました。仰々しく大きな意味を乗せるのではなく、いままでと変わらない形で一生懸命曲を作って、ライブを届けていきます」と宣言した。24日の公演の模様は全国70館以上の映画館と香港と台湾の映画館でも同時生中継された。またこの模様は8月20日午後7時からWOWOWで放送予定。（毎日新聞デジタル）