哀愁のある自虐ネタで再ブレークの兆しをみせるお笑い芸人のヒロシさんが初主演する舞台「バッド・アフタヌーン~独立弁護士のやむを得ぬ嘘」が13日、「赤坂RED/THEATER」(東京都港区)で開幕した。21日まで連日、同劇場で公演しており、弁護士役のヒロシさんは、「またいつ消えるかわからないので、今、目の前で見られるこの機会にぜひ僕の生き様を見にきてください」と自虐ネタを交えてアピールしている。
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舞台は、若き弁護士が開業した法律相談所が地上げのターゲットとなり、廃業の危機に陥る。回避する条件として、今日中に裁判の依頼を取りつけなければいけないのだが……というコメディー。脚本は、08年に「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」優秀賞を受賞した小峯裕之さんが手がけ、演出は、ヒロシさんの初舞台である06年上演の「錦鯉」でもタッグを組んだ劇団「MONO」の代表の土田英生さんが担当する。ヒロシさんのほか、演劇ユニット「*pnish*(パニッシュ)」の土屋裕一さん、平田敦子さんらも出演する。
リハーサル時点では緊張が感じられたというヒロシさんだが、初日公演では普段のネタでは見られない表情豊かな演技を披露。ヒロシさんの再ブレークを待っていたかのように会場は盛り上がり、当日券を求める人の列ができたという。ヒロシさんは「また5、6年後に出てくるかもわからない僕を好きな人も好きじゃない人も、見に来てほしいですね」と力を込めた。
夏休み特別企画として17と19の両日は公演後の午後7時から、ヒロシさんら出演者が登壇するアフタートークイベントを開催予定。(毎日新聞デジタル)
【公演開始時間】16日19時▽17日14時と19時▽18日19時▽19日19時▽20日13時と17時▽21日13時と17時