忽那汐里:千姫役で大河初出演 城のセットに「すごい!」と驚き NHK「江 姫たちの戦国」

千の扮装をした忽那汐里さん=NHK提供
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千の扮装をした忽那汐里さん=NHK提供

 女優の忽那汐里さん(18)が、上野樹里さん(25)主演で放送中のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」に千役で出演することが25日、明らかになった。忽那さんが大河ドラマに出演するのは今回が初めてで、時代劇出演も初。4日から撮影に参加している忽那さんは、セットに初めて入ったとき、「すごい!とため息が出ました。本当にお城の中で撮影しているような気持ち」と感動した様子で振り返っている。

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 「江」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井3姉妹”の三女・江が、波瀾(はらん)万丈の戦国時代をしなやかに生き抜き、江戸時代の幕開けを見届ける姿が、「篤姫」の田渕久美子さんの脚本で描かれている。

 千は上野さん演じる江と向井理さん(29)が演じる徳川秀忠の第1子。幼いころに豊臣秀頼に嫁ぐが、やがて徳川家と豊臣家の対立のはざまに立たされる。幼少期を人気子役の芦田愛菜ちゃん(7)が演じており、忽那さんは成長した千を演じる。

 忽那さんは、今回のオファーを受けた際、「うれしくて不安はなかった」というが、千について学んだことで「彼女が背負っていく事柄の重さを感じている」とコメント。またドラマを通して「歴史上の人物一人一人にその時代を生きた人間らしい感情があり、その一人一人が何かしら歴史に貢献して、今があるということを感じています。戦国時代の価値観には共感しづらいことも多いですが、千の人生にどうやって寄り添っていくかを考えて、千という役をきちんと存在させられるよう、頑張っていきたい」と意気込んでいる。

 制作統括の屋敷陽太郎さんは、忽那さんを「凛(りん)とした美しさと、内に秘めた芯の強さをもった、まさに“なでしこ”パワーにあふれる魅力的な女優」と評し、「千姫を忽那さんならではの存在感で熱演してもらいたい」と期待を寄せている。

 忽那さんが演じる千は10月16日放送の第40回から11月27日放送の最終回まで登場する。「江」は総合テレビで毎週日曜午後8時に放送。(毎日新聞デジタル)

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