アニメ質問状:「BLOOD−C」 バイオレンスアクションをとことん “妙な”感じを大事に

アニメ「BLOOD-C」のビジュアル(C)2011 Production I.G,CLAMP/Project BLOOD−C TV
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アニメ「BLOOD-C」のビジュアル(C)2011 Production I.G,CLAMP/Project BLOOD−C TV

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、刀を手にした少女が怪物たちと激しいバトルを繰り広げる人気シリーズの最新作「BLOOD−C」です。水島努監督に作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

−−作品の概要と魅力は?

 現実なのに現実感がない。そんな感じを受けたことがありませんか? 「BLOOD−C」はそんな妙な感じを大事にしています。いたってごく普通の日常から物語は始まるのですが、その全体的な雰囲気は微妙な違和感にあふれています。そしてその違和感がどんどん大きくなっていって……。お話の序盤はそんな感じです。

−−制作決定の経緯と、アニメにするときに心がけたことは?

 決定の経緯は、「縁」そのものでしょうね。心がけたのは、「これくらいでいいだろう」と自分で線引きをしないこと。やるならとことんやる、ということにつきます。

−−今回は「BLOOD」シリーズで初めて学園が舞台になります。この狙いは?

 小夜の学校生活が見たかったからです。

−−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは、今は制作真っ最中なので、特に思いつきません。ただ、12本すべて完成したときは、間違いなくうれしいでしょうね。大変なことは、私は特にありません。私よりもむしろ、各セクションのスタッフに聞いてみてください。いつもいつもむちゃなことばかり頼んでしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

−−今後の展開、読者へ一言お願いします

 とりあえず最後まで見てくださいね。バイオレンスアクションをとことんやります。血がたくさん出るかもしれません。「BLOOD」ですからね。

 監督 水島努

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