神木隆之介:4年ぶり連ドラ主演でクドカンとタッグ 大家族支える苦学生役

金曜ナイトドラマ「11人もいる!」で4年ぶりに主演を務める神木隆之介さん(左)と脚本の宮藤官九郎さん=テレビ朝日提供
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金曜ナイトドラマ「11人もいる!」で4年ぶりに主演を務める神木隆之介さん(左)と脚本の宮藤官九郎さん=テレビ朝日提供

 俳優の神木隆之介さんが、向田邦子賞を受賞した宮藤官九郎さんの脚本で10月から放送される金曜ナイトドラマ「11人もいる!」(テレビ朝日系)の主演を務めることが分かった。神木さんが連続ドラマの主演を務めるのは「探偵学園Q」以来4年ぶりで、今回は大家族を支える苦学生を演じる。

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 「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」など個性的な作品で高い評価を受けている宮藤さんの向田邦子賞受賞後初となる連続ドラマ。仕事のない父と家庭的な妻、8人の個性的な子供たちの計10人の大家族に、末っ子にだけ見える謎の“11人目”が加わり、コミカルでちょっぴり切ない家族劇が展開する。

 神木さん演じる長男の真田一男は、高校生ながら家計を支えるためにガソリンスタンドと新聞配達のアルバイトを掛け持ちしている苦学生。自分を犠牲にしても家族のために尽くすのが長男の役割だと考え、田辺誠一さん演じる芸術志向で生活力のないカメラマンの父・実とことあるごとに衝突する役どころだ。そんな父に従う義母の恵を光浦靖子さんが演じるほか、幽霊が見えるが家族には言えずにいる内気な末っ子の才悟を加藤清史郎くんが演じる。

 “大家族もの”が大好きで脚本を書いてみたかったという宮藤さんは、「今回のドラマでは『なんでそんなに子どもを生んだのか』といった部分まで描きたい」と話し、「真田家は特殊な家族で、幽霊まで登場する“ウソ臭い”設定ではあるけれど、関係性や抱えている悩みはウソ臭くない、どんな人が見てもどこかで共感できるような、家族の本質をなるべくシンプルに、さりげなく描きたい」とコメント。

 神木さん「今まで弟役を演じさせていただくことが多かったので、今回は頼れる兄貴であり、冷静な大人っぽさと高校生らしさが同居する一男を、身近に感じながら演じていきたい」とこれまでになかった役どころに意欲を燃やし、「この作品は、家族の尊さを教えてくれるドラマだと思います。自分の部屋にいた人は、家族のいるリビングへ、独り暮らしの人は家族のもとへ行って、一緒に楽しんで見ていただけたら」と語る。放送は10月から毎週金曜11時15分~。(毎日新聞デジタル)

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