映画興行成績:「ライフ」が初登場首位 「ハリポタ」完結編は今年のナンバーワンに

「ライフ いのちをつなぐ物語」の一場面 (C)BBC EARTH PRODUCTIONS (LIFE) LIMITED MMXI.ALL RIGHTS RESERVED.
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「ライフ いのちをつなぐ物語」の一場面 (C)BBC EARTH PRODUCTIONS (LIFE) LIMITED MMXI.ALL RIGHTS RESERVED.

 5日発表された3、4日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、「アース」「オーシャンズ」を送り出した英国・BBC製作によるネーチャードキュメンタリー映画「ライフ −いのちをつなぐ物語−」が、1日から全国310スクリーンで公開され、土日2日間で約28万人を動員し、興行収入約2億2700万円で初登場首位に立った。映画サービスデーの1日を含む公開4日間の成績は、約30万人、興行収入約3億5000万円となり、最終興行収入で20億円以上を見込める好調なスタートを切った。

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 2~4位は、それぞれ前週より1ランクずつダウンしたが、3位「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」は累計成績が、動員約650万人、興行収入90億円を突破し、5月に公開した「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」の記録を抜いて、11年のナンバーワンヒット作となった。5位にはウォルト・ディズニー生誕110周年記念として35年ぶりに映画化された「くまのプーさん」が初登場。世界中から愛される人気キャラクターのプーさんと100エーカーの森の仲間たちの冒険を、伝統的な手描きスタイルの世界観で描き出している。全国151スクリーンの土日2日間で約7万人動員、興行収入は約8200万円だった。

 「ライフ」は「ディープ・ブルー」「アース」を手がけたイギリス・BBCが史上最高の制作費を投じて作った同名テレビシリーズを基に製作。最新機材で撮影された、今までフィルムに収められたことのない動物たちの知られざる驚異の映像を収録。動物たちが次の世代に生命をつなぐための生き残りをかけたドラマチックなストーリーと、生き抜くための知恵と勇気、そして本能で愛し合う最高の一瞬が大スクリーンに映し出され、動物たちの視点で楽しめる。日本語吹き替え版の案内役は歌舞伎俳優の松本幸四郎さんと女優の松たか子さん父娘が務め、また、主題歌としてMr.Childrenが「蘇生」を提供している。

 そのほか、新作は、12位にテレビアニメ化10周年を記念した「劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!」が初登場。惜しくも圏外ながら、全国28スクリーンという小規模の公開で土日2日間成績は約2万8000人、興行収入は約3900万円。1スクリーン当たりの興行収入は141万円となり、公開映画中1位の成績となった。テニスの聖地、英国ウィンブルドンで開かれる世界ジュニア選手の強豪を集めた大会が舞台。日本代表選手として招かれたリョーマたちだが、大会の裏では不穏な出来事が……。次々と有名選手たちが襲われ、日本代表にも魔の手が迫る……というストーリー。(毎日新聞デジタル)

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