英BBCが手掛けたネイチャードキュメンタリー「ライフ いのちをつなぐ物語」が1日に公開された。製作期間6年、総製作費35億円。ハイスピードカメラやハイビジョンマクロカメラ、さらに新開発の撮影装置などを使い、生きものと同じ目線に立つことに注力している。世界初公開の映像は15シーンに及ぶ。
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アフリカにあるコンゴやケニア、イスラエルや米国、そして日本など、18カ国24の地域を駆け回り、そこに生息する生きものたちを撮影し、命のドラマを編んだ。これまで見たことのない生きものもいれば、ニホンザルのようになじみ深い動物もいる。しかしいずれもその生きざまは未知の領域だったことを見た人が皆、知ることになる。
これほど間近で見たことがないというほどオタマジャクシにカメラが近づいたミクロの世界から、ゴリラやゾウなどの壮大な世界、さらには、水中からの信じられないアングルでとらえられた映像など、そこに映る生きものたちの数々の妙技に感嘆する。動物たちの中にはグロテスクな容姿のものもいるが、生きようとするその姿は、実にどれもチャーミングだ。
原題は「One Life」。アザラシの赤ん坊の章から始まり、クジラの赤ん坊の章で幕を閉じる。見終わると、命による一つのサークルが出来上がっていることに気付く。ネイチャードキュメンタリー映画自体は、ここ最近、毎年のように封切られ、また同様の番組はテレビでも見ることができるため、めずらしくはないが、今作は特別に見逃すと惜しいくらいの出来。なお、日本語吹き替え版での案内役を、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんと女優の松たか子さん父娘が務め、また、主題歌としてMr.Childrenが「蘇生」を提供している。TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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