幸せの黄色いハンカチ:ドラマ版にも武田鉄矢と倍賞千恵子出演

ドラマ版「幸せの黄色いハンカチ」にも出演する(左から)倍賞千恵子さん、主演の阿部寛さん、堀北真希さん、濱田岳さん=日本テレビ提供
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ドラマ版「幸せの黄色いハンカチ」にも出演する(左から)倍賞千恵子さん、主演の阿部寛さん、堀北真希さん、濱田岳さん=日本テレビ提供

 山田洋次監督の不朽の名作映画を阿部寛さん主演でスペシャルドラマ化した「幸せの黄色いハンカチ」(日本テレビ系)に、映画版にも出演した俳優の武田鉄矢さんと女優の倍賞千恵子さんが出演することが明らかになった。映画版で故渥美清さんが演じた警察官の渡辺を演じる武田さんは「渥美さんを思い出してドキドキしました。僕の奥さんに、渥美さんの役をやるって言ったら、『ついに来たのね』みたいなことを言われたんですよ。なんかうれしくてね。同じ足跡をたどるんだと思って」と意気込んでいる。

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 映画「幸福の黄色いハンカチ」は1977年に公開。北海道・網走刑務所から出所したばかりの男、島勇作(高倉健さん)と、失恋旅行中の若者、花田欽也(武田さん)、影を持った女、小川朱美(桃井かおりさん)の3人によるロードムービー。ドラマ版は、阿部さんが勇作、濱田岳さんが欽也、堀北真希さんが朱美をそれぞれ演じるほか、倍賞さんが演じた勇作の妻、光枝役を夏川結衣さんが務める。

 今回のドラマ版で倍賞さんは、牧場主の妻・房江というドラマオリジナルの役柄を務める。当時について「とにかく、早く光枝という人になろうと思って、光枝はいつもレジを打っている役だったので、レジ打ちをしながら自然にセリフを言うために、ひたすらレジ打ちの練習をしました」と振り返り、「今回の撮影に入って、とっても不思議な感じがしました。車のところに立って、見上げたら阿部さんがいらして、『あ、勇作さん』と思いました」と、阿部さんに高倉さんの雰囲気を感じたようだ。

 武田さんは、「3年B組金八先生」で濱田さんと共演しており、「僕の教え子役だった濱田くんが、僕が演じた欽也をやることに、運命を感じます。人生がひとまわりしたというのかな。俺の役は難しいんだぞ、という気持ちはありますよ。かかってこい、というのかな。当時、山田監督にセリフ一つ一つに関する感性を磨かれて、しごかれました。とにかく必死でした。濱田くんが同じ役をどんなふうにやってくれるのか、楽しみです」と期待を寄せている。放送は10月10日午後9時~。(毎日新聞デジタル)  

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