ゴルゴ13:海外で実写映画化 スタッフやキャストは未定

実写映画化企画が始動した「ゴルゴ13」のデューク東郷(C)さいとう・たかを
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実写映画化企画が始動した「ゴルゴ13」のデューク東郷(C)さいとう・たかを

 劇画家のさいとう・たかをさん原作のマンガ「ゴルゴ13」を海外で実写映画化する企画が始動したことが明らかになった。同作を出版するリイド社がこのほど、映画「サイレントヒル」「バイオハザード」などの日本のゲームを映画化してきた米制作会社デイヴィス・フィルムズと映画化権オプション契約を締結したことを発表。監督やキャストなどの詳細は発表されていない。

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 「ゴルゴ13」は、68年にビッグコミックで連載を開始し、コミックス(1~162巻)の累計発行部数は2億部以上を超える超ロングセラー作品。天才的な腕前のスナイパーが、依頼人から持ち込まれた任務を冷徹に遂行する……という内容。73、77年にも国内で実写映画化されており、俳優の高倉健さんと千葉真一さんがそれぞれ主演した。

 デイヴィス・フィルムズは、これまで40作品以上の実績がある映画製作会社で、近年は「バイオハザードIV アフターライフ」(ポール・W・S・アンダーソン監督)や「Dr.パルナサスの鏡」(テリー・ギリアム監督)を公開している。同社のサミュエル・ハディダ・プロデューサーは「私は長い間、さいとう・たかを氏を最高の劇画作家の一人として尊敬してきた」と同作への思いを語り「われわれは、今でも信じられないほど、この素晴らしい原作を大きなスクリーンに持ってくるこのチャンスに興奮している」と喜びのコメントを寄せている。(毎日新聞デジタル)

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