りょう:「主演向いてない」? 初主演で体ぼろぼろ NHK「ビターシュガー」会見

会見に出席したりょうさん
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会見に出席したりょうさん

 女優のりょうさん(38)が28日、10月から放送される連続ドラマ「ビターシュガー」(NHK)の会見に出席した。同作でドラマ初主演を務めるりょうさんは、この日までの撮影を振り返って「主役ってすっごい出てるんだなと思った。本当に忙しくてびっくりしました。(主演に)向いていないんじゃないか」とジョークを飛ばして苦笑いを見せた。

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 ドラマはNHKの新たなドラマ枠「よる☆ドラ」(毎週火曜午後10時55分)の第1弾。大島真寿美さんの小説「虹色天気雨」とその続編「ビターシュガー」が原作で、りょうさん演じる39歳の映画ライター市子と、その高校時代の同級生まり、奈津は20年来の友情で結ばれていたが、ある出来事をきっかけにその関係に微妙な亀裂が入り、本音をぶつけ合ううちにさらに溝が深くなっていく……という物語。女性同士の赤裸々な本音トークが見どころの一つになっている。りょうさんは96年のドラマ「ロングバケーション」でドラマデビューして以来、今回が初主演。

 会見には、りょうさん演じる市子の親友の一人で、娘を持つ専業主婦だったが夫が蒸発してしまい自活の道を探る奈津役の鈴木砂羽さん(38)も出席した。ほかに和久井映見さん(40)、豊原功補さん(46)らも出演する。

 りょうさんは「(主演でも)今まで通り、役に対して懸命にという気持ちは変わらない」とコメントしたが、撮影については「明日で(撮影が)終わる。体が段々ぼろぼろになってきて腰が痛かったりして、リアルに40歳ぐらいなので(鈴木さん、和久井さんと)3人ですごくいたわり合っていました。助け合いながらやっています」と話した。

 また印象的なせりふを聞かれると、りょうさんは「未来からの逆算で今を生きるんじゃなくて、今、生きているこの時間。一瞬一瞬を大事にしたい」というせりふを挙げ、「この年になると女性は結婚しなきゃ、子供を産まなきゃと問題になってくる。それを表していて印象に残っている」と話した。鈴木さんは「女としての賞味期限が切れたみたい」というせりふを挙げ、「ひどいせりふ。衝撃でした。私はそんなこと思ったこともない。世の中の女性でそんなことを思っている人がいたらやめてほしい。自分を高く持って、そんなことで落ち込む暇があったら、前向きに考えてほしい。男の人っぽいせりふで、男の人が女の人をやじるときに、そういう言葉の暴力がある。やめてほしい」と怒り心頭の様子で熱弁した。

 放送は総合テレビで10月18日から毎週火曜午後10時55分~同11時24分。全10回。(毎日新聞デジタル)

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