注目映画紹介:「リミットレス」 脳を100%活性化させるドラッグを飲んだ男の末路は?

「リミットレス」の一場面 (C)2011 RELATIVITY MEDIA.
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「リミットレス」の一場面 (C)2011 RELATIVITY MEDIA.

 「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(09年)や「特攻野郎AチームTHE MOVIE」(10年)などに出演したブラッドリー・クーパーさんの主演映画「リミットレス」(ニール・バーガー監督)が1日、封切られた。脳を100%活性化させるという驚異のドラッグを手に入れた作家志望の男エディ(クーパーさん)の物語だ。

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 同作は、アラン・グリンさんによるベストセラー小説「ブレイン・ドラッグ」を「幻影師アイゼンハイム」(06年)のバーガー監督が映像化した。ドラッグを飲んだことでエディの生活が激変。証券界に進出し、富と権力を手にしていく。しかし破滅の予兆は思いのほか早くやってくる。そのドラッグには、命を脅かす副作用があったのだ。しかも、その新薬を狙う人間が現れて……と物語が展開する。

 新薬を手に入れ、超人的なパワーを手にした男。その新薬に群がる人間たち。人間関係は複雑ながら、それらがうまくかみ合っていることに感動する。薬の作用によって脳が100%フル活動していることを表現するカメラワーク。一体どうやって撮影したんだろうと思わせる疾走感たっぷりの映像に、何度もゾクゾクさせられる。

 原作小説をなぞるのではなく、映画ならではの展開とエンディングが用意されている。クーパーさんが、ドラッグを飲む前と飲んだあとの落差激しいエディを熱演。エディに仕事の話を持ちかける大物投資家役でロバート・デ・ニーロさんが出演しており、クーパーさんとデ・ニーロさんとのツーショットも絵になる。1日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ (東京都港区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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