スティーブン・スピルバーグさんとロバート・ゼメキスさんがタッグを組んで製作総指揮を担当する映画「リアル・スティール」(ショーン・レヴィ監督、12月9日公開)のワールドプレミアが2日、米ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオで開催され、ヒロインのベイリー(エヴァンジェリン・リリーさん)の吹き替えを担当する女優の天海祐希さんが主演のヒュー・ジャックマンさんやリリーさんらとレッドカーペットに登場した。リリーさんと対面した天海さんは「あなたの演技は素晴らしかった」と声を掛け、リリーさんも「あなたは本当に美しい。きっと素晴らしいベイリーだったに違いない。必ず日本語版を見るわ」とお互いをたたえ合った。
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映画は、2020年のロボット格闘技の世界を舞台に、父と子の絆を描く感動作。妻と子を捨ててまでチャンピオンになる夢を追い続けてきたボクサーのチャーリー・ケントン(ジャックマンさん)は、ロボット格闘技の時代の到来によって生きる場所を失い、ロボット格闘技のプロモーターとして生計を立てていた。だが、資金力が乏しく、彼が手配したロボットはリング上であっという間にスクラップ状態に。失意の毎日を送るチャーリーの前に、母を亡くした11歳の息子のマックス(ダコタ・ゴヨさん)が現れるが、マックスはチャーリーに心を開かない。そんなある日、2人はゴミ捨て場でスクラップ同然に捨てられた旧式ロボット「ATOM」を発見する……というストーリー。
天海さんが吹き替えを担当するベイリーは、家賃も払えぬチャーリーを自宅に住まわせ、かつてのプライドを忘れた自暴自棄のチャーリーに厳しい言葉をはきながらも、彼に希望を託し続け、チャーリーとその息子マックスを見守り続けるという役どころ。天海さんは、ワールドプレミアに参加した感想を「世界中のプロフェッショナルな方々が集まったイベントで楽しめました」と話し、「この作品に参加している皆さんは、どんな小さなことでも“楽しさ”に変えてしまう。そんな方々が作った『リアル・スティール』を見て、この世界に浸ってほしいです。男性だけでなく、女性にも必ず何かを感じられる映画です。本当に思わず泣いてしまいますよ」と作品をアピールしている。
また、ジャックマンさんは「カッコいいロボットが登場するアクション映画としての醍醐味(だいごみ)もさることながら、父親と息子……そこにベイリーをからめた人間関係が、感情豊かに描かれているハートのこもった感動的なお話で、とても素晴らしい映画だよ。製作総指揮のスティーブン・スピルバーグは、今や伝説だ。彼と仕事ができたことを誇りに思っている」と話し、日本のファンに向けて「映画館で楽しんでくださいね」とメッセージを送っている。レッドカーペットにはゴヨさんやレヴィ監督のほか、製作のゼメキスさんも姿を見せた。(毎日新聞デジタル)
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